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INDUSTRY COLUMN

業界向けコラム

2019.03.29

ヘルスケア

寝る前の運動はNG! 運動を行うのは夕方がベスト


ランニングや筋トレなど、運動を美容や健康のため毎日の習慣にしている人が増えています。しかし、そのタイミングを間違うと、睡眠に悪影響を及ぼすことがあるようです。
 

みなさんは、どのタイミングで運動を行うのがベストかご存知でしょうか?
 

最近では、寝る前の運動は睡眠の質を下げるとして、あまりおすすめされていません。しかし、夕方であれば睡眠に影響しない、という研究結果が出ています。
 

今回の記事では、寝る前の運動が良くない理由と、運動をおこなうのにベストなタイミングをご紹介します。

寝る前の運動が良くない理由

寝る前の運動は睡眠の質を下げるので良くないということは、なんとなく聞いたことがあるかもしれません。では、なぜ寝る前の運動は睡眠の質を下げてしまうのでしょうか?
 

それは、「運動をして体温が上がると、寝付きが悪くなる」からです。
 

人間は、昼間に活動し体温が上昇します。その後、上昇した体温が夜にかけて下がることにより眠気が生じるのです。
 

しかし、寝る前に運動をすると、下がってきていた体温がまた上がってしまいます。質のいい睡眠を得るには最初の寝付きが重要ですが、寝る前の運動によって体温を充分に下げることができなくなり、寝付きが悪くなってしまいます。

 
そのため、寝る前の運動は良質な睡眠を妨げる原因になってしまうのです。

運動のベストタイミングは夕方

寝る前の運動は良質な睡眠を妨げる原因になることがわかりました。しかし、仕事終わりの夕方から夜にかけて運動をするという人は多いはず。では一体、運動はどのタイミングでするのが良いのでしょうか?
 
2018年12月にスイスのチューリッヒ工科大学で行われた研究により「夕方の運動は睡眠に影響しない」ということが明らかになりました。また、夕方行う運動は質のいい睡眠につながるということも分かっています。
 
人間は体温が下がることで眠気を感じます。つまり、夕方に運動をすると一時的に体温は上昇しますが、ちょうど眠る時間帯に合わせてまた体温は下がります。このタイミングで眠ることで、自然と良質な睡眠をとることができるのです。
 
したがって、運動を取り入れるなら夕方がベストということになります。仕事が終わった後のジム通いやランニングは、これからの季節に向けてぜひ取り入れたい習慣ですね。
 
また、なかには朝にランニングなどをするという方もいるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。朝に上がってしまった体温が午前中に下がり始めるため、仕事中など活動しなければならない時間帯に眠気が生じてしまいます。朝は散歩程度にしておきましょう。

寝る前にはストレッチがおすすめ

寝る前に軽く体を動かしたいのならば、ストレッチがおすすめです。ストレッチ程度であれば、体温をさほど上げずに体を動かすことができ、リラックス効果もあるので寝る前にぴったりです。
 
ストレッチは副交感神経を優位にし、心身ともにリラックスさせてくれるため、快眠だけでなく便秘やむくみの解消など美容にも嬉しい効果があります。寝る前のストレッチを習慣にすると、毎日ぐっすり眠ることができ、疲れを次の日に持ち越すことがなくなるでしょう。
 
間接照明に切り替え、キャンドルやアロマを焚くと、さらにリラックス効果が高まります。

 
運動をするなら、寝る前は避けて、夕方に取り入れるのがいいようです。ぜひ夕方の運動を取り入れて、質のいい睡眠から得られる健康的な生活を送ってくださいね。


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