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INDUSTRY COLUMN

業界向けコラム

2023.08.25

その他

OODA(ウーダ)ループの意味とは? PDCAとの違いやメリット


最近、PDCAに代わるものとして注目さている『OODA(ウーダ)ループ』。
 
「名前は聞いたことがあるけど、内容についてはよく把握していない」「PDCAと何が違うのかわからない」「OODAループを取り入れるメリットが知りたい」などという方も、多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、OODAループの意味やメリット、PDCAとの違いについて紹介します。企業が取り入れることで、どのような効果がうまれるのか、探ってみましょう。

OODA(ウーダ)ループの意味とは?

『OODAループ』とは、アメリカ空軍ジョン・ボイド氏によって提唱された意思決定の考え方で、次の4つのプロセスの頭文字をとってOODAと名付けられています。
 

  1. 「Observe(観察)」・・・状況・環境を観察して情報収集する
  2. 「Orient(状況判断)」・・・収集した情報から状況を正しく判断する
  3. 「Decide(意思決定)」・・・状況判断した結果から、具体的行動への意思決定を行う
  4. 「Act(行動)」・・・ 意思決定に基づき行動する

4の結果を再び1(観察)に結び付け、1~4つのプロセスを何度も素早くループ(繰り返す)ことで、変化の速い現代へ対応していくという考え方です。

OODA(ウーダ)ループのメリット

スピード感を以て物事を実行できる

OODAは「計画」から始めるのではなく、「観察」から始めることで、あらゆることにスピード感を以て取り組むことができます。

現状を踏まえた対応が取れる

OODAループでは、観察をして現状を把握したうえで行動を起こすため、現場での状況に沿った対応が取りやすくなります。

問題解決への意識付けができる

OODAループによって、常に状況を観察して状況判断する習慣をつけることができため、業務への問題解決への意識付けができ、企業にとっても人材育成に大きな期待が持てます。

PDCAとの違いは?

『PDCA サイクル』とは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の流れによって業務改善を図るもので、もともとは品質管理や生産管理など状況や前提が変わらない中で改善へとつなげるフレームワークです。
 
近年の目まぐるしく変わるビジネスにおいては、評価を重視したうえで改善へと繋げるPDCAだけではなく、状況に応じて行動へと移すOODAループを採用することも、スピード感が必要な場面では必要だと考えられています。
 
特に、「市場動向」や「変化する顧客ニーズ」に対応するためにはOODAループを採用することでメリットを感じやすいでしょう。


 
OODAループの意味やメリット、PDCAとの違いについて紹介いたしました。
 
OODAループとPDCAは、両者の優劣を比較するものではありません。それぞれの特徴を理解して、取り組むべき課題に適したものを使うようにしましょう。

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