2018.10.31
化粧品
人気の資格、日本化粧品検定とは?
百貨店の化粧品売り場の広さや、美容関係の書籍の多さからもうかがえるように、多くの女性にとって化粧品は日々の生活に欠かせない存在です。
そんな化粧品に関する資格としていま注目されているのが、「日本化粧品検定」です。いまとりたい資格の一つとしても人気がある検定ですが、一体どのような検定で、取得したらどのようなメリットがあるのでしょうか。
日本化粧品検定についての概要、試験形式、取得後のメリットなどについてご紹介します。
日本化粧品検定の概要は?
検定の歴史、バックグラウンド
日本化粧品検定は、一般社団法人日本化粧品検定協会によって実施されており、2018年11月の試験で11回目を迎えます。
協会の代表理事である小西さんがFacebookのアプリで作った試験から始まり、もっと学びたいという声が多く寄せられたため2013年に第一回が行われました。テキストも、アマゾンのスキンケア部門で1位を獲得したこともあるということで、注目の高さがうかがえます。
試験形式
2018年度は5月と11月の2回開催されており、1級から3級まで設定されています。
受験資格は特になく、3級は、間違えがちな化粧品や美容の知識を問うものとなっており、ウェブ受験を無料で受けられます。日々の美容で疑問に思っていたことも解消できる内容となっているので、ご自身の知識を深めるために受験してみるのもいいでしょう。
2級からはマークシートによる筆記試験になり、問題数も3級より増えて試験時間も長くなります。2級では美肌に影響を与える紫外線、食事、運動などについての基礎知識などが問われます。
さらに1級では、化粧品の中身まできちんとわかった上でどう使うかを提案することのできるプロとしての知識を問います。
受験者はどのような人々?
日本化粧品検定の受験者は、その7割が化粧品や美容関連業界の人々で占められています。化粧品メーカーを筆頭に、美容院、各種サロンなど多くの企業でも、社員教育の一環として日本化粧品検定の受験が取り入れられているのです。
もちろん美容業界以外の方も受験することは可能ですし、美容が好きな方やコスメを楽しみたい方にもおすすめです。
日本化粧品検定の取得後は?
取得後に得られる上位資格
1級に合格すると、日本化粧品検定協会によるコスメコンシェルジュという、化粧品のプロの資格を申請することができるようになります。この資格を取得すれば、化粧品のプロの道を極めるための様々なサービスを協会から受けることができます。
イベントやセミナーに会員価格で参加できるようになりますし、勉強メルマガの配信や就職、転職のサポートなど、コスメコンシェルジュとしての活動をサポートしてくれるので、美容の道へ進みたい方には心強い味方となってくれます。
就職や仕事へ活かせるのか?
大手化粧品メーカーや製薬会社が検定に協賛しており、実際に社員研修や資格制度として企業内でも取り入れられています。
社員のスキルアップのために資格取得を奨励している企業もあり、すでに美容業界でお仕事している方でも、仕事上でお客様に対する説得力が増すなど仕事の上でも役立つでしょう。
一言で美容に興味があると言っても、美容の知識を深めて仕事に活かしたい方から、趣味としてコスメのことをもっとよく知りたい方まで様々でしょう。
日本化粧品検定は、人気があり社会的にも認められた検定でありながら、年齢を問わずどなたでも受けることができます。受験資格もないので、美容が好きな方は気軽に受験してみるのもおすすめです。
知識を深めていくうちに、また次の級に挑戦したくなるかもしれませんね。