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HR COLUMN

人事向けコラム

2021.03.19

採用

通年採用とは? 通年採用のメリットやデメリットについて


企業にとって新卒採用は若い人材を獲得できる絶好の機会であり、採用活動の要ともいえるもの。そんな中、新卒採用の形が少しずつ変わりつつあります。その最もたるものが「通年採用」です。
 
ここでは通年採用とはどのようなものなのかをお伝えするとともに、メリット&デメリットについてもご紹介します。

通年採用とはどのようなもの? その目的は?

「通年採用」とは、企業が必要なタイミングで自由に採用活動を実施することを指します。
 
企業の新卒採用活動では、毎年同じ時期に採用活動を開始する「一括採用」が一般的でした。これは学生の学業を優先するために経団連(経済団体連合会)が採用活動の解禁時期・手法を制限したことで慣例化していたのが主な理由です。
 
しかし、2019年に経団連が「新卒学生に対し、通年採用を拡大する」という方針を出したことで状況が変わります。通年採用では期間を限定せず、企業が任意の時期に採用活動ができるようになるのです。
 
今後通年採用を導入すれば、海外在住者や留学生、既卒者などの“従来であればターゲットではなかった人”にもアプローチが可能となります。

通年採用のメリットは?

通年採用をおこなうと、企業は以下のようなメリットが得られます。

必要な時期に採用活動ができる

通年採用を導入することにより、「インターン受け入れで早期採用活動の実施」「従来型の期間を絞った一括採用」「卒業後の採用活動」など、さまざまな採用戦略が取れるようになります。また、複数の時期での採用活動も可能です。回数を増やせばより多くの人材と接触でき、母集団形成の拡大・強化にもつながります。

グローバルな人材が獲得可能

通年採用では海外留学経験者や外国籍の人材、既卒者などの人材を獲得できるチャンスが増えます。これまでの一括採用では採用できなかった人材と接触できることで、グローバル採用が可能となるのです。

内定辞退が出た場合にも対応しやすい

一括採用の場合、内定辞退が出ると追加コストが発生します。しかし通年採用ならば、内定辞退が出たとしても適宜募集をすることで、その後のフォローがしやすいというメリットがあるのです。

応募者をじっくり見定められる

通年採用は一括採用に比べて選考に時間を割きやすいため、応募者1人ひとりに対し向き合いやすくなります。時間をかけて選考をおこなうことで、必要な人材かどうかをじっくり見極めやすくなるのです。

通年採用のデメリットは?

通年採用にはメリットも多い一方、留意しておくべきデメリットも存在します。

採用担当者の負担・コストが増える

通年採用を導入すると、一括採用に比べて採用活動が分散・長期化します。そのため採用広報やイベントに関するコストが増えるのです。採用内定者に対する教育・研修も採用のたびに必要になるため、採用担当者の負担も増えるでしょう。

採用難易度が上がる

一括採用の場合、学生も「早く就職先を決めなければ」と考えて、各々がデッドラインを決めながら就職活動をします。しかし通年採用の場合、応募チャンスが多い分このデッドラインがあいまいになります。学生にとっての“決め手”が感じられない場合、なかなか入社の意思に至らないおそれもあるのです。

通年採用の導入後はこれまで以上に“戦略”が重要となる


通年採用を導入する際には「どのようなタイミングで、どんな人材をターゲットに採用戦略を実行していくか」がとても重要です。この2点を明確にしておかないと効果的な施策ができませんし、採用コストだけが高くなっていくおそれもあります。
 
これから通年採用を取り入れる場合は、自社の体制の見直しやメリット、デメリットを比較検討したうえで検討しましょう。

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