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HR COLUMN

人事向けコラム

2024.09.06

採用

ノーレイティングとは?人事評価におけるメリット・デメリット


近年、アメリカの企業を中心に広がり始めた人事制度で、「ノーレイティング」というものがあります。
ノーレイティングとは、直訳すると「評価をしない」という意味ですが、無評価というわけではありません。
 
今回は、ノーレイティングについてご紹介いたします。ノーレイティングとは、どのような評価制度なのか、注目される背景や、人事評価で導入するメリット・デメリットについてチェックしておきましょう。

ノーレイティングとは

従来の年次評価制度では、期初に設定した目標に対して実際の業績・成果を期末に評価するのに対し、ノーレイティングは、年に1〜2回などの定期的な評価ではなく、適宜実施する「1on1ミーティング」を通して目標設定の見直しやフィードバックを行い、日ごろのパフォーマンスや成果をもとに従業員を評価するやり方です。
 
評価者は部下とコミュニケーションを図りながらパフォーマンス向上を支援し、特性を含めて総合的な評価を行うため、業績だけに囚われない柔軟性の高い評価方法です。
 
相対的な評価によって不公平感を感じる従業員もみられた従来の年次評価への課題を解決するとして、ノーレイティングに注目が集まっています。
また、昨今の加速するビジネス環境や変化や技術革新においては、変化に合わせた目標の見直しが必要となることも多く、ノーレイティングが注目される背景の1つとなっています。

ノーレイティングのメリット

・評価への納得感が高い
ノーレイティングでは、適宜評価者と対話をしながら目標の見直しやフィードバックが行われるため、従業員にとって納得感が高く、また、モチベーションも高まります。
 
・変化への迅速な対応が可能となる
ノーレイティングを取り入れることによって、期初に立てた目標に囚われることなく、従業員個々が変化に目を向けやすくなるため、変化に対して迅速に対応可能な組織づくりにつながります。
 
・多様な働き方に対応できる
ノーレイティングでは、評価者が被評価者の目標進捗や行動について細かく把握するため、裁量労働制やリモートワークといった多様な働き方にも対応が可能です。

ノーレイティングのデメリット

ノーレイティングでは、評価者に評価が委ねられるケースが多くなるため、評価自体が上司の裁量に大きくゆだねられます。評価者のマネジメント能力が不足していれば、有益なフィードバックも得られず、却って評価に対する不満を抱きやすくなることもあるでしょう。
 
また、評価者にとっても、1on1ミーティングを定期的に行う必要性があることから、業務への負担が生じることもあります。
 

 
ノーレイティングについてご紹介しました。
ノーレイティングは、急激な変化に対して柔軟に修正を行うことができる評価方法です。人材育成にもつながるので、現状の評価に満足感を得られないようなら、取り入れてみるのもよいかもしれません。

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