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HR COLUMN

人事向けコラム

2024.08.29

採用

管理職のメンタルヘルス対策とは?不調の原因や組織に与える影響


管理職に就いた途端に責任が重くのしかかる管理職。中間管理職特有のストレス要因が降りかかることもあり、一般の従業員よりもメンタル不調に陥ってしまいやすい環境だといえます。
近年では、人材不足や働き方改革の影響もあり、中間管理職の負担は以前にも増しており、不調を抱える管理職が増えており、企業としての損失を回避するためにも対策が求められています。
 
そこで今回は、管理職の不調による組織への影響や、管理職の不調のおもな原因、そして企業が取るべき対策についてご紹介していきたいと思います。

管理職の不調による組織への影響

・組織の生産性の低下
管理職のメンタル不調は業務遂行の判断力低下を招き、組織全体の生産性低下につながるリスクが起きます。特にプレイングマネージャーとして活躍していた管理職の場合は、優秀なプレイヤーが抜けること成績不振に陥ることもあるでしょう。
 
・現場の負担が増える
管理職が不調によって休職することで、部下の業務量が増えます。上司の適切な指示が行われないことで、チームに混乱を招くこともあり、現場の負担が増えることで人材不足につながることもあるでしょう。
 
企業は、労働契約法(第5条)により「安全配慮義務」を負っており、適切なメンタルヘルス対策が求められています。適切な対応を行わない企業に対しては、安全配慮義務違反として法的責任を問われるリスクがあるので注意しましょう。

管理職の不調のサインとおもな原因

管理職の不調のサインは、「よく眠れない」「不安を感じている」「息苦しい」「身体がだるく疲れやすい」といったものがあります。
管理職の不調の原因のおもなものを見ていきましょう。
 
・責任を重く感じやすい
管理職はチームの目標達成に向けて部下を率いていく立場です。目標達成のための責任が重くのしかかり、プレッシャーを感じやすいものです。
 
・上司と部下の間で板挟みになりやすい
管理職は経営陣の方針や意志決定を現場に伝える役目もあり、調整役として板挟みになりやすいことも、メンタル不調につながりやすいものです。
 
・部下の育成にストレスを感じる
管理職の立場になると、部下の育成への責任も担います。個々のスキルや性格に合わせた部下育成やフォローにストレスを感じるケースも多いでしょう。
 
・人材不足や働き方改革による負担がかかりやすい
人材不足や働き方改革によるしわ寄せは、中間管理職にかかりやすいと言われています。マネジメントの多様化によって業務が増える傾向もあり、管理職の負担が増えています。

管理職不調への企業が取るべき対策

管理職が働きやすい環境を整えるためには、企業による対策が必要です。
 
・職場への産業保健スタッフ等の設置
厚生労働省による「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を参考に、職場環境の改善やメンタルヘルス不調の早期把握、職場復帰の支援などの体制を整えましょう。職場へ産業保健スタッフ等を配置し、管理職が相談できる社内窓口を設置したり、外部の相談窓口を案内し匿名で相談できる環境を整えるようにしましょう。
 
・中間管理職向けの研修の実施
中間管理職向けの研修のなかで、スキルアップを促したり、メンタルヘルスケアについて学ぶ機会を設けることも重要です。
 

 
管理職の不調は、管理職個人の問題とせず、企業全体の課題として解決に取り組む姿勢をもつようにしましょう。

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