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HR COLUMN

人事向けコラム

2021.02.19

採用

第二新卒とはどう違う? 既卒者を採用することのメリットとは


企業の人材採用において“若手世代の採用”は重要なキーポイントです。そのために多くの企業が毎年「新卒採用」を実施しています。ただ、新卒有効求人倍率は依然として高く、若手人材の確保に難航する企業が多いのも実情でしょう。
 
そこで注目したいのが、「既卒者」へのアプローチです。
 
ここでは既卒者とはどのような人なのかを説明するとともに、既卒者採用のメリットについてもお伝えします。

既卒と第二新卒の違いは?

一般的に既卒者とは、大学・専門学校を卒業したあと、正社員として勤務した経験がない人のことです。具体的には「資格試験等に挑戦していた」「海外留学やアルバイトをしていた」など、何らかの理由で卒業後すぐに就職をしなかった人を既卒者と呼びます。また、卒業こそしていませんが、大学中退者についても「既卒者」のくくりで扱うケースが多いです。
 
よく似ているものに「第二新卒」がありますが、第二新卒は“新卒採用されたのち3年以内に離職した人”のことですので、それぞれ区別して使用されています。

既卒者を採用するメリットは?

既卒者にフォーカスを当てて採用活動をおこなうと、どのようなメリットがあるのでしょうか。

採用にあたって他社との競争が避けられる

既卒者採用は第二新卒採用とともに“若手採用におけるブルーオーシャン”と呼ばれることがあります。新卒採用は激戦である一方、既卒者(第二新卒)の採用は業界や企業規模に関わらず、競合が少ない場合も多いからです。また、新卒採用活動に比べて採用活動に必要な工数が少ないのもメリットの1つです。

採用活動から入社までのスパンが短い

新卒採用の場合、採用活動から入社まで1~2年の月日を要します。しかし既卒者採用の場合は、内定後すぐに勤務開始となります。採用から勤務開始までのスピードは既卒採用のほうが優れているため、「若手社員に活躍してもらいたい」「人手不足を解消したい」と考える企業にとっては大きなメリットだといえます。

高いポテンシャルを持っている人材に出会える場合がある

過去に挫折を経験したことのある既卒者は「過去の挫折経験を糧にして、次は成功したい」という強い決意を抱いている人も多いもの。そのため、入社後の勤労意欲や活躍率が高いケースも往々にしてあるのです。
 
また、留学や研究など“前向きな理由”で既卒者となった場合、新卒よりも高いポテンシャルを秘めている場合があります。特に企業の事業内容と既卒者の持つ専門知識・技術がかみ合えば、企業にとって大きな財産となってくれるでしょう。

前職の仕事のクセがないので教育しやすい

第二新卒や中途採用者の場合、前職で得た仕事の進め方がなかなか抜けないことがあります。もちろんそれがいい方向に作用すれば問題ないのですが、仕事のクセが自社の業務に支障をもたらすのであれば修正・教育のやり直しが必要です。
 
勤務経験がない既卒者は、前職のクセがついていません。そのため、自社に合う仕事の進め方を教育しやすいというメリットがあります。

既卒採用を“若手人材確保の手段”として選択肢に入れよう


既卒者は中途採用や第二新卒採用のような正社員経験がないため、ビジネスマナー等の基礎教育をおこなう必要があります。
 
しかし採用競争の回避が可能である点や、採用から勤務開始までがスピーディーに進行するという点は大きなメリットです。また、前職でついてしまった“仕事のクセ”がないため、教育しやすいという面もあるでしょう。
 
少子高齢化が進むこれからの採用活動は、どれだけ多くの若手世代を確保できるかが重要です。新卒採用はもちろんですが、既卒者にも注目して採用活動をおこなってみてはいかがでしょうか。

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