2021.02.26
採用
しっかり押さえておこう! 新卒採用のポイントとは
新卒採用で自社が求める人材を獲得するには、いくつかのポイントを押さえておかねばなりません。特に企業規模がそこまで大きくない場合、採用活動の進め方や内容を工夫し、他社との差別化を目指す必要があるでしょう。
ここでは、新卒採用活動の際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
新卒採用は「求める人物像・基準」を定めてスタートしよう
新卒採用では人柄や熱意、今後の可能性などを重視する企業が多くみられます。
採用やその後の教育にはマンパワーやコストがかかるため、「なんとなく人が良さそう」という曖昧な基準で採用を決めるわけにはいきません。自社で長く働いて貢献してくれる人材を確保するには、自社が「求めている人物像」「選考基準」をしっかりと定める必要があります。
求める人物像や選考基準は、部署や職種に応じて細かく設定し、採用活動を進めましょう。
どんなポイントに気を付けて選考基準を作成すればいい?
新卒採用の際には、以下のポイントをあらかじめ明文化しておき、選考基準を作成しましょう。
- 能力や仕事に対する意欲、人柄(性格・価値観・対人スキル)
- 募集部署/職種に必要な条件
- 自社で特に優秀な社員、およびその社員が素晴らしいと評価された要因
- 昨年度の新入社員の評価 など
選考基準がしっかりしていれば、選考過程での評価のブレを防げます。さらには「現場が欲しい人材と異なる人を採用した」等の採用ミスマッチを防ぐこともできるのです。
採用活動を成功させるためのポイント
採用活動を成功させるには「集客・見極め・魅力の訴求」を工夫することが大切です。
①ターゲット設定では学生の志向、ニーズ、興味を考慮する
企業が理想とする人材を明確にしたうえでターゲットを決めるのは重要なことです。しかし同じぐらい大切なのが「学生の志向や興味」です。そもそも、学生が企業に対し魅力的に感じる要素がないと、なかなか人が集まりません。
もしこれまでの新卒採用でなかなか人が集まらなかった場合は、ターゲット設定を見直してみましょう。
②採用スケジュールを早めに設定する
中小企業などでは、大手企業との競争回避のために採用活動の開始時期を遅らせるところも少なくありません。ただ、採用活動の時期が遅くなればなるほど内定済みの学生も増えるため、学生と出会う機会は減少してしまいます。
採用率を上げるには学生との接触機会を増やすことが重要です。例年採用活動のスタートが遅めな企業は、母集団の層を増やすために採用活動開始時期を早めることも検討してみましょう。
③社員の協力で採用活動の“武器”をつくる
「実際に現場で働いている社員と学生が接触できる機会」を採用活動の中で設けると、興味を持ってもらいやすくなります。また、社員から話を聞ける機会というのは、学生にとってかなり有益なことです。
そこでおすすめなのが、人事部以外の社員を巻き込んで採用活動をおこなうことです。対話の中でパンフレット等では伝えきれない“細かな魅力”をアピールできれば、他社との差別化ができる武器にもなります。
新卒採用では学生を惹きつける工夫をしよう
新卒採用活動では「どのような人材を求めているか」を明確にすることがスタートラインとなります。また「学生の集め方」「自社の魅力のアピール方法」も重要です。そのためには学生への接触方法や回数、訴求方法を工夫する必要があります。
近年は「社員を大切にしてくれるかどうか」を基準の1つとして就職活動をする学生も多くみられます。採用活動の成功率を高めるには、自社の理想を押し付けるのではなく、学生に寄り添いながら採用選考をおこなうことも大切です。
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