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HR COLUMN

人事向けコラム

2020.10.16

採用

離職者を再雇用する「アルムナイ制度」のメリットや導入方法とは?


近年、アルムナイ制度という言葉を耳にすることが増えました。アルムナイとは卒業生を意味する言葉ですが、企業においては退職者のことをアルムナイと呼んでいます。一度他社や他業種に転職した人材を再雇用するというアルムナイ制度は、流動化する労働市場への有効な対策法の1つとして注目されています。
 
アルムナイ制度の導入にはメリットがある一方で、気をつけておきたいポイントもあります。ここでは、企業がアルムナイ制度を導入するときのコツをご紹介いたします。

アルムナイ制度とは?

「アルムナイ(Alumni)」とはもともとは学校の卒業生という意味をもつ英語です。この言葉が転じ、現在では企業の元従業員、つまり退職者のことをアルムナイと呼ぶことが増えてきました。
 
アルムナイ制度とは、企業を一度退職・離職した人がいつでも元の企業に復職できるという制度のことです。アルムナイ制度は既に、海外の企業では多く取り入れられています。日本ではアクセンチュア株式会社などの外資系企業が導入したことがきっかけで、2018年頃から注目を集めるようになりました。

アルムナイ制度を導入するメリット

1. 採用時のミスマッチが起きにくい

アルムナイ制度では、一度自社で働いた経験がある人を採用することになります。アルムナイも業務内容や方針を把握しているので、採用後にミスマッチが起きるケースはほとんどありません。自社の方向性にマッチした人材を確保しやすいのが、アルムナイ制度導入のメリットです。

2. 採用コストを抑えられる

アルムナイ制度では、退職者に採用情報のニュースレーターを送ったり定期的な交流会を開いたりといった方法で採用活動をするのが効果的です。この方法は一般的な採用活動に比べてコストがかからないため、効率的に人材を採用できます。

3. 即戦力としての活躍が期待できる

アルムナイは既に自社の仕事内容やサービスを理解しているので、研修やOJTをスキップして業務にあたってもらうことが可能です。即戦力として働いてもらえる人材を探したい場合には、アルムナイ制度の活用はかなり効率的といえます。

アルムナイ制度の効率的な導入方法

アルムナイ制度で最も難しいのは、アルムナイと現社員との関係性かもしれません。たとえば、かつて部下だった社員が再雇用したあとに上司になった場合、アルムナイは働きにくさを感じてしまうものです。
 
アルムナイ制度を導入する場合には、社内に制度の内容を周知することが大切です。方針を理解してもらった上で、現社員とアルムナイが十分にコミュニケーションを取ることができれば、社員同士の関係性が悪化するなどのリスクを軽減できます。
 
再雇用の気まずさの原因はそもそも退職時の対応方法にあるのかもしれません。退職者が円満退社でき、残った社員が気持ちよく送り出せるような社内環境であれば、アルムナイ制度もスムーズに導入できるものです。
 

アルムナイ制度とは、一度退職した人を再雇用して即戦力として活躍してもらおうという制度です。外資系企業を中心に、アルムナイ制度を導入する会社が増加しています。
 
終身雇用が一般的でなくなった今、アルムナイ制度は企業を支えていく重要な人事施策になっていくことが期待されています。

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