2020.01.31
その他
企業の成長につながる? 「従業員エンゲージメント」の高め方について
従業員エンゲージメントという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
エンゲージメント(Engagement)とは、愛着心や思い入れといった意味を表す言葉です。近年では、従業員に企業への愛着や思い入れを抱いてもらう工夫を講じることで、企業の成長を促そうという考え方が広がりつつあるのです。
今回は、従業員エンゲージメントの概要や高め方についてチェックしてみましょう。
従業員エンゲージメントの考え方について
従業員エンゲージメントとは、単なる愛社精神のことではありません。
また、従業員満足度といった考え方やロイヤリティ(忠誠心)とも少し異なります。
従業員エンゲージメントというのは、働く人が企業に対する愛着や信頼をもつことや、企業の方針に同調や共感を示すことをいいます。
従業員に愛社精神や忠誠心を強要するのではなく、社内の人が自然と団結して仕事を進めていけるよう促すことが、従業員エンゲージメントの向上につながるのです。
従業員エンゲージメントを高めるメリット
従業員エンゲージメントを高めることは、企業にさまざまな良い効果をもたらします。
従業員が毎日満足しながら仕事を続けられる環境が整っていれば離職率が下がるため、優秀な人材の流出を防ぐことができます。
また、従業員が企業のビジョンに共感している状態ならば業務効率は飛躍的にアップするものです。
企業の考え方に応じた主体的な働き方ができる従業員が増えれば、生産性も高まります。
逆に、従業員エンゲージメントが低下した場合には従業員の離職やモチベーションの低下を招くおそれがあるため、早急な対策が必要となります。
従業員エンゲージメントに関する研究成果
日本経済新聞は日本企業における従業員エンゲージメントを調査しました。
その結果、調査対象であった139ヶ国のうち132位と、日本の従業員エンゲージメントはかなり低かったのだといいます。この結果を受けて、日本国内の一部企業ではすでに従業員エンゲージメントを高めるための動きが広まっています。
従業員エンゲージメントの高め方をチェック!
Unipos株式会社の調査によると、従業員エンゲージメントが高い人や企業では、感謝の言葉を伝える頻度が高いということが分かったのです。
お礼の言葉を伝えることは相手に喜びをもたらし、モチベーションの向上につながります。
従業員エンゲージメントを高めるためには、従業員同士のコミュニケーションの場を設けたり、従業員を適切に評価する仕組みを作ったりすることも重要です。
企業の目標が従業員の成長や自己実現にもつながるよう舵取りをすれば、従業員エンゲージメントは自然と高まっていきます。
従業員エンゲージメントとは、働く人が仕事や企業に愛着心を持ち、方針に共感するということです。
従業員エンゲージメントの向上は、優秀な人材の確保や労働生産性アップといった効果が期待でき、長期的に考えれば企業の成長にもつながります。
ご紹介した従業員エンゲージメントの高め方を参考に、各企業の方向性に合った施策を打ち出してみてくださいね。
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