2019.11.22
化粧品
化粧品の脂質源としても活用できる? スーパーフード「ダルス」の効果
健康志向の高まりにより、さまざまなスーパーフードに注目が集まっています。その中でも、ダルスと呼ばれる海藻は「体の内側からキレイになれる」といわれ、海外セレブや美意識の高い方を中心に人気が高まりつつあるのだそうです。
ダルスは食用だけでなく、化粧品の成分としても活用できるのだといいます。ここではダルスとはどういった海藻なのか、その特徴や効果について詳しく解説いたします。
ダルスとはどういった海藻のこと?
ダルスは主に寒い地域の岩場などに生える赤い海藻で、カナダやアイルランドでは伝統食として愛されてきました。
栄養素が豊富なことから「海のパセリ」とも呼ばれるダルスは、シャキシャキとした独特の食感があり、その味わいはベーコンに似ていると評判です。
肉厚で食べ応えがあることから、海外ではベジタリアンメニューとしても導入が進められています。
ダルスは国内でも注目され始めている
日本国内では、ダルスは北海道の海に多く生えることで知られています。
しかしダルスは、北海道の特産物である昆布の養殖ロープに絡まりやすいという性質をもち、道内の漁師には「厄介な海藻」という扱いを受けることも多かったのだそうです。
長年厄介者として扱われてきたダルスですが、近年ではその栄養価の高さに注目が集まり、北海道の一部業者によって商品化が進められています。
ダルスの栄養価に注目が集まっている
「Marine Drugs」オンラインによると、ダルスは海藻の中でも特にタンパク質や食物繊維を豊富に含んでいます。
一般財団法人食品分析開発センターによると、その食物繊維量は野菜の王様と呼ばれるケールの1.2倍にも及ぶのだそうです。
また、ダルスにはEPA(エイコサペンタエン酸)も豊富に含まれています。研究によればダルスにおけるEPAの相対含有量は50%を超えており、高い抗酸化作用が期待できることが分かりました。
抗酸化作用の高いダルスを摂取にすることによって、老化予防や動脈硬化予防、さらに貧血や肥満の予防といった効果も期待できます。
美容成分豊富なダルスの活用例について
ダルスは栄養豊富かつヘルシーな食材であることから、ダイエット目的で意識的に取り入れている方も少なくありません。
ダルスは食用や栄養補助食品として活用できるほか、飼料として、さらに化粧品の脂質源としても活用できるといわれています。
化粧品の製造販売を手がけるソワレ・インターナショナルは、ダルスの美容効果を活用して化粧品の製造をスタートさせました。ダルスを使って作られた美容クリームや化粧水は現在、主にエステサロン向けに販売されています。
ダルスはその栄養価の高さから国内外で注目を集め始めているスーパーフードです。まだまだ認知度は低いものの、既に健康食品業界や化粧品業界ではその効果の高さを生かした商品の製造が始められています。
日本国内でも北海道を中心に安定的な供給が可能なことから、今後もダルスを活用した健康食品や化粧品の販路は広がっていくといえるでしょう。
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