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HR COLUMN

人事向けコラム

2019.05.24

採用

人材確保のために知っておきたい!「リテンションマネジメント」とは


終身雇用という考え方は既に過去のものとなり、よりよい環境を求めて転職をするという選択肢も一般的になってきました。
 
昨今の不況や人口減少によって、多くの企業では人材の流動化が進んでおり、企業側は人材確保のためにさまざまな工夫をこらす必要に迫られています。
 
そこで近年、人材マネジメントの分野で注目されているのが、リテンションマネジメントという考え方です。
 
この記事ではリテンションマネジメントとはどういったものなのか、その概要や基本原則、具体的な実践方法についてご紹介いたします。

企業が意識したいリテンションマネジメントとは

リテンションという言葉は、保有や保持、維持という意味合いを、マネジメントは管理や監督という意味合いを持ちます。自社の人材や顧客との関係を保持、維持することで良好な関係性を構築するのがリテンションマネジメントの目的です。
 
社会状況の変化によって、企業には常に「優秀な人材が流出する」というリスクがついてまわります。リテンションマネジメントというのは、企業が従業員と良好な関係性を築くことで優秀な人材を確保するという手法です。

リテンションマネジメントの基本原則

リテンションマネジメントにはいくつかの基本原則があります。従業員のモチベーションをアップさせるために、さまざまなリテンションマネジメントを実践してみましょう。

1. 個々に責任を与え、適正に評価する

従業員には、企業から責任ある仕事を与えられ、適正な評価をされたいという思いがあります。そのためには、従業員1人1人に責任ある仕事を任せ、それぞれの力量を評価することが肝心です。すべての従業員が主体的に働けるような環境を作ることが、従業員の意欲につながるのです。
 
達成がみられた場合にはさらにステップアップした権限を与えていくようにしましょう。

2. 良好な関係性を築く

会社組織には、団結して目的を達成する意識が必要不可欠です。単に個々が仲良くするのではなく、仕事の目標のために共に戦えるチームとなれるよう、密にコミュニケーションを取っていくことが大切といえます。
 
そのためには理念や価値観を共有したり、業務改善について議論を交わしたりする機会を設けることが有効です。離職率を下げるため風通しのよい環境を作ることも、リテンションマネジメントの一環といえるでしょう。

3. 適切な報酬を提示する

どんなにやりがいのある仕事でも、給与につながらなければ従業員の満足にはつながりません。他社と比較して給与額が適正か、給与体系が分かりやすいかといった点をチェックし、従業員に明確に提示しましょう。
 
目標を達成することが給与という評価につながる環境ならば、従業員は情熱を持って働いていくことができます。
 

 
リテンションマネジメントとは、従業員との良好な関係性を築き、企業の成長につなげていくことをいいます。企業では限られた人材の能力を引き出し業務にあたらなければならないことも多いものです。
 
優秀な人材の流失を防ぐためには、モチベーションをアップさせるリテンションマネジメントを実践することが肝心です。



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