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HR COLUMN

人事向けコラム

2019.04.12

採用

女性の研究開発者はなぜ少ない? 研究開発職に女性を採用する重要性


近年では、男女雇用機会均等法が導入され、女性の社会進出もどんどん進んでいます。しかし、研究開発という分野においては、女性の数はまだまだ少ないのが現状です。
 

女性研究者の存在が研究開発分野に革新をもたらすケースは少なくないため、企業は積極的に女性研究者を採用すべきといえるでしょう。
 
この記事では、女性の研究開発者が少ない理由や、女性を積極的に採用すべき理由についてご紹介いたします。

女性研究者が少ない理由とは

総務省の統計によると、研究者の総数に占める女性研究者の割合はわずか14.7%となっています。さらに、民間企業の研究者に絞るとその割合は8.0%とかなり低い状態です。
 
研究開発というのはすぐに結果が出るものではなく、長い時間をかけてじっくりと研究に向き合わなければならないことも多いものです。女性の場合、出産や育児で長い休暇を取る可能性もあるため、企業側が「長く働けないのでは」と考え採用を見送るケースもあります。
 
応募者からすると、女性特有のライフスタイルの変化に応じて柔軟に働けるようなサポートがなければ、長く研究開発職を続けていくのは難しいといえるでしょう。

学歴がありながら就労していない女性も多い

新経済サミット2015では、日本の大卒女性の比率が世界で3番目に多いことが明らかになっています。しかし、2014年の経済協力開発機構によると、日本の高学歴女性の約3割が就労していない状態であるとされています。
 
現在日本では高齢化が進み、就労人口も減り続けています。こういった中で、研究開発職で成果を出せるような学歴を持った女性が就労していないのは、大きな損失であるといえるでしょう。

研究開発職に女性を採用するメリット

女性が家庭の金銭管理を担当するケースは多いものです。それに従い、買い物に出かけて商品を購入する機会も自然と多くなります。化粧品や洋服類など女性向けの商品だけでなく、家電製品や食料品なども男性ではなく女性が選ぶことが増えているようです。
 
こうしたことからも、企業がヒット商品を作るためには、女性の視点で商品開発をすることが重要になってきているといえるでしょう。実際に、研究開発職として女性を採用して業績をアップさせている企業も増えています。

女性研究者の活躍をサポートしよう

研究開発職として成果を上げられる女性研究者を採用するためには、働きやすい環境を整えることが何よりも大切です。出産や育児というライフイベントによって女性研究者が退職してしまうのは、企業にとって大きな損失といえます。
 
産休や育休、時短勤務など、状況に応じて働き方を選べるようサポート体制を整え、優秀な女性研究者に長く働いてもらえるよう工夫したいですね。

研究開発の分野においては、男性研究者だけでなく女性研究者の存在も大きな戦力になるはずです。女性の意見を反映しながら開発を進めていくことが、企業としての成功につながる可能性は高いといえます。
 
女性が腰を据えて長く働けるような環境を整え、企業のレベルアップを図っていきましょう。



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