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HR COLUMN

人事向けコラム

2024.02.23

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人的資本経営とは? 定義や推進のポイントを解説


近年、世界的に『人的資本経営』という言葉がよく使われるようになってきました。
人的資本経営が注目されるようになったのは、技術進歩による市場の成熟のほか、ステークホルダーの意識の変化により企業に人的資本経営を求める声が大きくなったことの表れです。
 
そこで今回は、人的資本経営とはどのようなものなのか、定義や推進のポイントについて解説していきたいと思います。

人的資本経営とは?

人的資本経営について、経済産業省は以下のように定義しています。

人的資本経営とは、企業を支える人材の能力や経験、意欲を高めるべく、投資を行い、中長期的に企業価値の向上を目指す経営手法です。

人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方
 
企業が投資する資本には「有形資本」と「無形資本」がありますが、人的資本は無形資本にあたり、具体的には従業員の「能力」「経験」「意欲」が要素として挙げられます。
 
持続的な企業価値の向上には、経営環境の変化に対応していく必要があり、そのためには経営陣と投資家が人材戦略に関する対話を含む行動変容が必要だと考えられています。

人的資本経営の推進ポイント

人的資本経営の推進ポイントとして重要な点は、「経営戦略」と「人材戦略」の連動です。
そのためには従業員のスキルや能力等を可視化することが、まずは重要です。
従来においても、優秀な人材を集めたうえで「適材適所」でその能力に合ったポジションへ配置するのが一般的に行われてきましたが、人的資本経営では人材の能力・経験・意欲等についてさらに細かく把握することが求められます。
 
経営戦略と人材戦略の連動とは、企業の経営戦略を達成させるためには、どのような人材が求められるのかについて具体的に想定し、そのポジションに必要な人を求めて配置を行うことを指します。
 
戦略の乖離を防ぐために、人事部門では経営戦略を紐といて企業未来を見据えた人事採用が課題となります。
そのためには、企業が目指す未来像向かう道筋を、現在に遡って考えながら、経営戦略と人材戦略とを紐づけしていくことを意識するとよいでしょう。
 
自社の企業理念や組織として在りたい姿を積極的に発信することで、それに共感する人材を積極的に採用するのも大切です。自社の目指す姿について広報や財務などを含む会社全体で取り組んでいくことが求められます。
 

今後の変化の激しい時代において企業の発展を継続させていくためには、人的資本経営が欠かせない取り組みとなっていきます。
人的資本経営は、一度取り組んだら終わりではなく、中長期的に経過観察することで成果や課題、そして再度施策の考案とブラッシュアップしていくことで、より効果的なものとなっていくでしょう。

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