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HR COLUMN

人事向けコラム

2023.09.08

その他

就活ハラスメントとは?未然に防ぐ対策などを紹介


「就活ハラスメント」という言葉は聞いたことがありますでしょうか?
厚生労働省の調査によると、就活ハラスメントの被害に遭う学生は、4人に1人の割合にものぼるといいます。
 
企業において就活ハラスメントが起きてしまうと、採用への影響が出るだけでなく、企業全体のイメージダウンに繋がってしまうため、企業として防止策をとる必要があります。
 
そこで今回は、就活ハラスメントにはどのようなものがあるのか、そして就活ハラスメントの防止策についてご紹介していきたいと思います。

就活ハラスメントとは?

就活ハラスメントとは、就職活動中の学生やインターンシップ中の学生などに対して行われるパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントのことで、採用される側という立場の弱い学生に対して、雇用する立場上有利な社会人が圧力をかける行為です。
 
就活ハラスメントについては、労働施策総合推進法に基づく指針や男女雇用機会均等法に基づく指針において、企業が防止措置を取るべきものだとして明記されています。

就活ハラスメントの実態

厚生労働省の調査によると、最も就活ハラスメントが最も起きているのは、インターンシップに参加した時で全体の34.1%、そして企業説明会やセミナーへの参加時は27.8%となっています。
 
ハラスメントを受けた相手は、インターンシップで知り合った従業員が32.9%、そして採用面接担当者が25.5%、企業説明会の担当者24.7%、そして大学のOB・OG訪問にて知り合った従業員が17.6%となっています。
 
具体的にどのようなハラスメントが多いのかと言えば、「性的な冗談・からかい」が最も多く40.4%、「食事やデートの執拗な誘い」が27.5%、そして、「性的な事実関係に関する質問」が26.3%と続き、被害者は女性だけでなく男性にも及んでいるといいます。
 
参考)厚生労働省「令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査報告書」

就活ハラスメントの防止策

就活ハラスメントは、損害賠償請求されるリスク、企業の社会的信用を失墜させるリスクがあり、企業による積極的な防止策が求められています。
 
就活ハラスメントの防止策として挙げられる1つ目は、「ハラスメント防止の方針の明確化」です。
 
就活ハラスメントを起こす加害者となる人は、採用・面接担当者だけではありません。全従業員に対して、就活ハラスメント禁止する方針を社内規定などで明記し、規則や罰則を設けましょう。
 
方針の明確化と一緒に行いたい2つ目の対策は、「ハラスメント防止体制の整備」です。
 
全従業員に対してハラスメント防止に関する研修を定期的に行ったり、学生と接触をする際は単独ではなく複数名で対応するなど、ハラスメント防止に向けた体制整備を行うようにしましょう。


 
就活ハラスメントの防止には、従業員一人ひとりに意識付けを行うこと重要です。
 
立場を利用した気の緩みが、企業全体の信頼を損なう恐れがあることを認識させ、企業としてしっかりと防止策をとるようにしましょう。

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