企業研修にもトレンドがある？　人気の研修3選を紹介

多くの企業では、人材育成や組織の強化に向けて企業研修を取り入れています。
 
企業研修の内容にはさまざまなものがあり、それぞれの企業の問題点や課題などに合わせて行いますが、いっぽうで、企業研修にも時代に合ったトレンドがあります。
 
この記事では、昨今の企業研修のトレンドについて、人気の研修をご紹介したいと思います。

企業研修のトレンド3選

マイクロラーニング研修

マイクロラーニング研修とは、1回5分など短時間の動画やWebコンテンツなどの教材を使用した研修です。スマートフォンやタブレットを使って、通勤時間や仕事の合間などの隙間時間を利用して効率的に実施できることで注目を集めています。
 
1つの単位の研修や学習を短時間で完了させることができ、また、必要に応じて何度も見返す反復学習にも向いています。手軽に導入しやすく効率的に高い学習効果が得られるとして、企業研修における分散学習として人気があります。

ハラスメント研修

2020年6月に施行された「改正労働施策総合推進法（パワハラ防止法）」により、企業研修でもハラスメント研修を導入する企業が増加しました。企業は、ハラスメント研修などの実施により従業員をハラスメントから守る必要があり、また、ハラスメント研修はコンプライアンス遵守による企業価値の向上にも繋がります。
 
ハラスメントの種類には、「パワーハラスメント」や「セクシュアルハラスメント」のほか、「マタニティハラスメント」、「モラルハラスメント」、「アルコールハラスメント」、「ケアハラスメント」などさまざまなものがあり、どのような発言によって不快感を与えられるかは、人によっても異なります。
 
特にベテラン社員においては、気づかないうちにハラスメントの加害者となってしまう例もあるので、研修によって理解を深める必要があります。
 
職場でのハラスメントは、従業員の業務効率の低下だけでなく、メンタルヘルスを害し退職や自殺をも引き起こす可能性もあり、企業には積極的にハラスメントの防止に向けた対策が求められています。

ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキングとは、ロジックス（logics）をもとに一貫して筋が通った考え方のことです。日本語では「論理的思考」などと訳され、自分の考えを先入観や外的要因を排除し、矛盾や飛躍することなく客観的に筋が通るように整理する思考力を養う研修です。
 
ビジネスの場では、物事を道筋立てて論理的に考え、相手に伝える力が必要となります。特に管理職やチームリーダーは、ロジカルシンキング研修によって考えに道筋が通るため、意思決定に間違いが減り、プレゼンテーションや部下への指導の言葉においても、説得力が出てくることが期待できるでしょう。

 

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