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HR COLUMN

人事向けコラム

2023.07.07

その他

社内アンケートの効果は? 作り方、集計のコツを紹介


従業員が職場に満足しているかどうかを把握する方法として、社内アンケートの実施があります。
 
社内アンケートには、従業員の日頃の悩みや意見などを統計的に調査することで、社内の問題点の把握に繋げるなど多くの役割がありますが、効果的なアンケートを行うためは作り方や集計にコツが必要となります。
 
この記事では、社内アンケートの効果を紹介し、効果的な社内アンケートの作り方や集計のコツについて詳しく解説していきたいと思います。

社内アンケ―トの効果

従業員が職場への満足度については、個人面談などでヒアリングすることでも可能です。
 
個人面談では個々の悩みや詳しい事情が聞き出せるというメリットがある反面、面と向かっては本音を言い出しにくい点や、集計の面から会社全体の傾向を知るには向いていない点といった問題点もあります。
 
いっぽうで、社内アンケートでは無記名提出にしたり、WEB回答にしたりすることで、上記の問題点が解決でき、多くの従業員の傾向から見た会社の改善点の検討に繋げることがしやすいというメリットがあります。
 
社内アンケートの実施によって、会社が従業員の満足度向上へ取り組んでいる姿勢が伝わり、さらにアンケートの結果を、従業員の満足度改善にうまく繋げることができれば、人材の定着や組織の強化にも役立つでしょう。

社内アンケートの作り方ポイント

アンケート対象者の選定

アンケートによって知りたい内容や目的に合わせて、雇用形態や社歴、役職、部署などを絞り、対象者を選定します。
 
もし正社員のほか、派遣社員やパート・アルバイトなどを含むなど対象者を広範囲とする場合は、雇用形態の区別についてもわかるようアンケートの質問項目に盛り込むようにしましょう。

質問項目の選定

質問項目の選定は、アンケートの目的に合わせて行います。

  • 人事評価について
  • 待遇面について
  • 職場の人間関係について
  • 業務内容や量、勤務時間について
  • 社内ルールや慣習について
  • キャリア希望について

1回のアンケートの量が多くなりすぎないよう、アンケートの質問を選定しましょう。
 
質問はできるだけ分かりやすい内容にし、別の意味に捉えてしまうような紛らわしい言い回しは避けましょう。また、悩んでしまうような質問の仕方を避け、直感的に応えられるような選択肢を多く採用するのがポイントです。

回答率を上げる

アンケートの回答を従業員に求める際、従業員の満足度向上に役立てることや、人事評価に影響しないことなどを明記し、従業員が前向きに回答できる環境を整えます。
 
回答の締め切り間近にはリマインドを行い、対象者全員への回答を促しましょう。

社内アンケートの集計のコツ

社内アンケート結果の集計は、グラフを用いて視覚的に把握しやすくしましょう。質問に対する回答が1つの場合は円グラフや帯グラフ、複数回答を選択できるものは、棒グラフや折れ線グラフを活用するとよいでしょう。
 
アンケート結果による分析を深めるためには、雇用形態別、勤続年数別、役職別の結果を添え、それぞれの特徴について把握できるようクロス集計を行うとよいでしょう。

 

社内アンケートの最終的な目的は、集計結果を分析し、課題の発見と改善策を講じることです。
 
前もって課題がわかっている場合は、その課題について詳しく把握できるような質問を盛り込んだり、解決策の仮説に対する意見を収集できるような質問を盛り込んだりすると、より効果的なアンケートとなるでしょう。

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