2023.06.30
採用
人材定着するにはどうすればいい? 人事が行うべき取り組み
従来の終身雇用制が崩れていくなかで、優秀な人材の離職が続き人材の定着に頭を悩ませている、という会社が増えているようです。
優秀な人材を確保して会社に定着させることは、会社の存続に重要な要素ということは言うまでもありません。
そこで今回は、人材の定着率の低さに危機感を感じる企業の人事担当者に向け、人材定着に取り組む必要性と、離職を防ぎ人材を定着させるためにできる施策をご紹介いたします。
人材定着に取り組む必要性
日本では長い間、終身雇用制や年功序列制の下で、新卒採用してから職を割り振られて組織に貢献するメンバーシップ制度がとられてきました。しかし、近年では欧米のように人材の流動化が進み、持ち合わせているスキルや能力によって採用をする「ジョブ型」での採用が急速に進んでいます。
グローバル化やコロナ禍の影響により、パート・アルバイトのみならず正社員においても人材の流動は顕著に進み、人材獲得競争が加速化している状況です。
これにより、企業が優秀な人材を確保するためには、ジョブ型雇用を促進するとともに、採用した人材の定着化を図ることが急務となっています。
人事が取り組む人材定着への施策
スキルアップの支援
モチベーションの高い優秀な人材は、転職によって自分のスキルや収入を高めていこうとします。一つの企業に留まっていながらも、常にスキルアップができると感じれば、離職の抑制に繋がるでしょう。
社内外の研修やセミナーへの参加促進など、従業員のスキルアップの支援を画策してみましょう。
社内キャリアパスの構築
キャリアパスとは、人材育成において従業員それぞれがどのようなキャリアを積んでいくかについての道筋です。
社内でのキャリアパスの構築によって、現在の企業の中での将来の活躍について考え、それに向けて何をしたらよいのか具体的に目標を立てやすくなります。社内での目標が具体化すれば、転職を検討しようとする意向の低下が期待できるでしょう。
公平な人事評価制度
従業員に社内でのやりがいを感じてもらうためには、公平な人事評価制度が不可欠です。
自分の持ち合わせているスキルを発揮して、会社の業績に貢献することで、それ相応の評価を得ることができれば、社内に存続するモチベーションも高まります。上司の主観に頼らず、人事が公平な人事評価制度を整え、従業員個々の頑張りを認め評価できるようにしましょう。
風通しのよい組織
社内でのコミュニケーションを活性化させ、仕事の相談がしやすい環境を整えることは大切です。仕事や人間関係などで悩んだり、ストレスが溜まってしまうと離職へと繋がってしまうからです。
定着率アップのためにも、人事が率先して風通しのよい組織づくりのための働きかけをしましょう。
人材定着に取り組む必要性と、離職を防ぎ人材を定着させるためにできる施策について紹介いたしました。
人材の流動化が急速に進むなかで、企業の持続のために優秀な人材の定着が必要不可欠です。人材定着のための施策を積極的に行い、人材確保に繋げましょう。
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