人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

HR COLUMN

人事向けコラム

2023.06.16

その他

アンダーマイニング効果とは? 社員のやる気を維持するコツ


プライドが高い社員に起きやすいという「アンダーマイニング効果」。
 
入社したばかりはやる気に満ちていたのに、最近は全くやる気が伝わってこない、という社員がいたら「アンダーマイニング効果」に陥っているのかもしれません。
 
職場では、アンダーマイニング効果によって社員のモチベーションが下がってしまうことがあるので、注意したいものです。
 
そこで、アンダーマイニング効果とはどのようなものなのか、そして社員のやる気を維持するポイントについて、今回はお伝えしたいと思います。

やる気(動機づけ)は2種類ある

物事に取りかかる動機づけには、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の2種類があります。

<内発的動機づけ>

自らの好奇心や探究心、向上心など、行動を起こす本人の内部的な要因から発生するもの

<外発的動機づけ>

報酬を受けるため、誰かから褒められるため、罰則を受けないためなど、外部的な要因から発生するもの

アンダーマイニング効果とは?

アンダーマイニング効果とは、本来「内発的動機付け」によって行動していた人が、周囲からの報酬などの提示を受けることで、「外発的動機付け」に置き換わり、それによってモチベーションが低下してしまう心理現象を言います。
 
自らの達成感を得るために行っていたものが、報酬を設定されたことで、報酬を受けることが目的となってしまい、結果として本来の内的動機付けが失われてしまいます。もともと、楽しく自発的に行っていたことが、「報酬のためにやらされている」と感じるようになり、自主性や積極性の低下を招いてしまうのです。
 
外発的動機によって行うことは、内発的動機に比べて持続しにくく、成果も上がりにくいものです。そのため、社員にアンダーマイニング効果を招いてしまわないよう、注意が必要です。

社員のやる気を維持するコツ

社員のモチベーションが内発的動機によるものかを見極める

報酬を与えることで社員のモチベーションアップを図るのは悪いことではありません。しかし、社員のモチベーションが内発的動機によるものである場合は、やみくもに報酬の提案をしない方が良い場合もあります。
 
普段から社員とコミュニケーションを取って、報酬の設定をするべきかどうかの判断を見極めましょう。

口出ししすぎず、社員に考える時間を与える

上司が口出しをしすぎてしまうと、義務感が生まれやすくなります。
 
社員が自ら考える時間を与えることで、自発的な行動だと社員自信が感じることができるので、上司からの細かい口出しは控えるようにしましょう。それによって、自主性や積極性が見いだせ、アンダーマイニング効果の予防に繋がるでしょう。

結果ではなくプロセスを褒める

結果だけを褒めるより、社員の日々の努力や姿勢、過程などを褒めるようにすることで、社員のやる気アップに繋がります。
 
褒める時は、1対1の時よりも人前でほめる方が効果的です。反対に、人前で注意すると自尊心が傷つき、モチベーション低下に陥ってしまいがちなので、注意しましょう。

 

 
アンダーマイニング効果とはどのようなものなのか、そして社員のやる気を維持するポイントについて、お伝えしました。
 
日頃からアンダーマイニング効果について意識し、部下にアンダーマイニング効果を与えてしまわないようにしたいものですね。

RDサポート人材派遣では人事・採用に関するご相談を承っております

弊社では、創業以来業界に特化してきた実績とノウハウを活かし、人材の派遣サービスに留まらない多角的なサービスで、貴社の様々な課題解決をサポート致します。
 
これまで長きにわたり理系人材と接してきた強みを生かし、人材不足に関するお悩みはもちろん、理系求職者の動向や離職防止等に関するノウハウの提供、派遣法をはじめとした人材関連法規に関する説明会・セミナーの実施など、人事・採用に関するご相談を承っております。
 
人材・採用に関するお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。



CATEGORY


ARCHIVE


RECOMMEND


人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

TOP