1on1ミーティングの目的は？　メリット・デメリットも紹介

ヤフー株式会社で導入され、効果が認められたと話題になった「1on1ミーティング」。
近年では、人材の育成の一環として、多くの企業において取り入れられつつあります。
 
新人を育成するには上司とのコミュニケーションは欠かせません。いくら才能のある人材を確保できても、上司とのコミュニケーションがうまくいかないと定着が難しいでしょう。
 
そこで今回は、「1on1ミーティング」の目的について、そして「1on1ミーティング」のメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。

1on1ミーティングの目的とは？

1on1ミーティングとは、部下の育成を目的に行う上司との個人面談です。
 
週に1回～月に数回、定期的に1on1ミーティングを行うなかで、上司が部下の現状について疑問点や悩み、業務の進捗状況などを聞いて、それに応えていくことで、部下の成長を促すことを目的とします。
 
1on1ミーティングでは、上司と部下とのコミュニケーションの場として、信頼関係を築くという役割もあるので、話題にする内容は業務上のことに関わらず、キャリア支援やプライベートに関するものまで話題に上がることがあります。

1on1ミーティングのメリット・デメリット

【1on1ミーティングのメリット】

1.定期的に部下が現状を見つめる機会となる

1on1ミーティングの定期的開催によって、部下が定期的に自分の現状をみつめる機会となります。前回の話題からどのように変化したのか、新たな課題は何か、などの振り返りは、部下の成長に繋がります。またこれによって、自分の適正や仕事への意向の発見に繋がることもあるでしょう。

2.部下のモチベーションアップ

1on1ミーティングは、上司が部下の価値観を知る機会にもなり、部下の個々にあわせた指導が可能となります、これによって、部下の中での課題が解決しやすくなりモチベーションアップにも繋がるでしょう。

3.業務効率化・組織活性化

部下の現状を上司が把握しやすくなり、上司と部下との意思疎通の円滑化により、業務効率化や組織の活性化にもつながります。

【1on1ミーティングのデメリット】

1.時間と手間がかかる

1on1ミーティングのデメリットとしては、定期的に行1on1ミーティングを行うことで時間と手間が発生することです。
 
1on1ミーティングの効果を得るためには、週に1回～月に数回、1回あたり15～30分程度行う必要があり、そのために残業の発生や、業務への影響が出る可能性があります。いっぽうで、時間を気にするあまり、内容の薄いものとなってしまっては、効果の期待ができないでしょう。

2.上司の能力に左右される

1on1ミーティングでは、部下の心を開かせる信頼感や、部下から話を引き出す傾聴力などが、上司に求められます。これらの能力の差によって、1on1ミーティングの効果にも差が生まれる可能性があります。
 

 

うまく取り入れることで、部下にとっても組織にとっても大きな成長効果が期待できる1on1ミーティング。
 
企業として成功に導くには、まずは管理職に対して1on1ミーティングへの理解の得、ノウハウの植え付けを行うことが重要だと言えるかもしれません。

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