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HR COLUMN

人事向けコラム

2023.01.20

採用

面接官なら知っておきたい「メラビアンの法則」! 応募者の好印象を得るには?


「見た目が大事」という言葉をよく聞かれるかもしれません。
 
これは、コミュニケーションの場において、話す言葉の内容など聴覚から得る情報よりも、見た目の格好など視覚から入る情報の方が相手に与える印象が強いという「メラビアンの法則」の考え方から広く伝わっているようですが、実はメラビアンの法則には、もっと奥深い意味合いがあるといいます。
 
今回は、面接官が採用の場において活用できるメラビアンの法則について、紹介していきたいと思います。

メラビアンの法則とは?

メラビアンの法則とは、人と人とのコミュニケーションの場において、相手から受け取る情報の割合を示した心理学上の法則で、アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン」が提唱しました。
 
メラビアンの法則によると、視覚から得る情報が最も多く全体の55%、聴覚から得る情報が38%、話す言葉自体の情報はわずか7%だと言われています。
 
しかし、メラビアンの法則の解釈としては、「見た目が大事」ということではなく、視覚、聴覚、話す言葉のバランスが大切で、この3つが矛盾することなく揃うことで、相手にしっかりと情報が伝わるということを意味しています。

面接の場で活かすメラビアンの法則

メラビアンの法則を意識することは、ビジネスシーンの面接の場などにおいても役立ちます。
 
特に、昨今では会社説明会や面接自体もオンライン化が進んでいるため、学生からも採用側からも情報が伝わりにくいという状況も起きています。だからこそ、メラビアンの法則を意識することが重要なのです。
 
学生に会社案内や選考などについて伝える際は、やはり「電話」よりは視覚を伴った「動画」、さらにしっかりと伝えたいことは「文字を入れた動画」、そしてさらに「直接会う」ことで、学生の印象に強く残るでしょう。
 
いっぽうで、メラビアンの法則を逆手に活かすことも必要です。
 
視覚から得た先入観によって好印象を抱いたまま、話す言葉の内容を軽視して面接を終わらせてしまうことのないよう、面接時には視覚情報と聴覚情報、話す言葉の内容とをしっかり分けて、判定するようにしましょう。

面接官も視覚情報を意識しよう


 
面接の場では、面接官が学生の印象を判断するのと同じように、学生も面接官の印象をしっかりと見ています。そのため、面接官もメラビアンの法則を意識して面接に臨むことが大切です。
 
面接の場での視覚情報は、スーツや靴、髪型などの印象だけではありません。表情や視線、口元の動き、身振り手振り、立ち居振る舞いなど、会社の代表であることを意識しましょう。
 
面接官の活き活きと力強い印象は、学生のなかで会社全体の印象に影響を与えるため、魅力的な会社だと感じたり、安心して入社できると判断したりすることに繋がっていくでしょう。

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