2023.01.27
採用
内定者の不安を払拭するには? 企業が行うべき対策
ある調査によると、内定後から入社までの約8割が不安や心配な気持ちを抱えているといいます。内定者が内定を辞退することなく入社後スムーズに仕事に馴染み、定着してもらうために企業としてどのような取り組みができるでしょうか。
実は内定者の不安や心配を抱えている状態は、企業が「内定者フォロー」を正しく行うことで解消できます。
そこで内定者が不安に感じる原因はどのようなものか、そして内定者フォローに繋がる企業の対策について、紹介していきたいと思います。
内定者が不安に感じる原因
1.仕事がこなせるか自分の能力に不安
自分の能力で周囲に取り残されずに仕事がこなせるかどうか、不安を感じる内定者は多いようです。
自分の力を正当に評価されて内定をもらったのかどうか、本当に自分にできる仕事なのか、今までのアルバイトなどの経験が社会で通用するのかなど、入社日が近づくにつれて自分に自信がなくなってしまいます。
2.人間関係への不安
どのような人が上司になるのか、どんな人達と仕事をするのか、面識がないと不安になり、入社後に一人悩みを抱える自分を想像してしまったりします。
学生時代は気の合う仲間との付き合いが中心でしたが、社会人はたとえ苦手な人とでも仕事上の付き合いを避けられないため不安になるものです。特にコロナ禍によって説明会や面接のオンライン化がすすんでいるため、企業内の雰囲気が掴みにくいこともあり、不安に感じる内定者が増加傾向にあるようです。
企業ができる内定者の不安解消へのフォロー
オフラインでの交流を行う
会社説明会などをオンラインで行った場合は、できるだけ内定後に会社へ来てもらい、職場見学を開催して普段の職場の雰囲気を感じとってもらうようにしましょう。また採用担当者との座談会や、内定者同士の交流の場を設けることも大切です。
内定者の疑問点や不安に思っている事へのヒアリングだけでなく、仕事に関する夢やどんな社会人になりたいかなど、共通の場でレポートに纏めたり話し合ったりすることで、不安を前向きな気持ちに向かわせることが期待できます。
また、なぜ内定したのかについて、そしてどのような活躍を期待しているかについて、できるだけ個別に伝えることで、不安の解消やモチベーションのアップにつながるでしょう。
入社前準備を促す
不安に対しての対策がわからない内定者に対し、入社前に課題を与えるのもよいでしょう。
「上司に対する言葉遣いのマナー」「電話応対やメールのマナー」「パソコンスキル」など業務に必須となる事に関して、e-ラーニングやプリント配布にて実施を促します。また業務に役立つ資格・スキルの告知や参考図書の紹介なども、内定者の入社前準備に役立つでしょう。
オンラインでコミュニケーションの場を設ける
メールやチャットツールなどによるコミュニケーションの場を用意しましょう。
内定者からの質問を受け付けたり、過去にあった質問・回答などの配信を行うのも良いでしょう。また人事担当者から定期的に声掛けを行うことで、内定者が入社前から会社になじみやすくなり、人事と内定者との風通しも良くなるでしょう。
内定者に職場の雰囲気や業務内容について事前に知らせる事で、ネット上の噂による不安などの解消にも繋がります。内定者が企業で働くことが楽しみになるような情報を企業から定期的に発信していきましょう。
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