2023.01.13
その他
1on1ミーティングを成功させるには? 本音を引き出すために重要なこと
近年、さまざまな企業で導入されるようになった「1on1ミーティング」。
評価のために行う人事面接とは異なり、部下の力を引き出して成長をサポートするための面談なのですが、実際にはうわべだけの会話で終了してしまうケースも多いといいます。
本音で会話をせず、1on1ミーティングを時間の無駄だと考える部下を前にすると、困り果てて形式上だけで終わらざるを得ない状況にもなるのではないでしょうか。
そこで今回は、1on1ミーティングが上手くいかない原因と、成功させるためのコツについて紹介していきたいと思います。
1on1ミーティングのメリット
1on1ミーティングは、週に1回~月に1回程度、定期的に上司と部下が1対1で行います。上司が部下の悩みや意見を個別にじっくりと聞く機会を持つことで、抱えている仕事の課題やキャリアに対する考えを知り、部下の成長をサポートします。
終身雇用制度が崩れつつあり、転職のハードルが低くなった昨今においては、常に部下が仕事に対してどのような思いで取り組んでいるかを知ることは、働きやすい環境作りや組織作りにも大切です。
またミーティングの場を持つことで、より良いコミュニケーション作りができれば、業務の効率化だけでなく、職場でのストレス軽減にも繋がるでしょう。
1on1ミーティングが上手くいかない原因とは?
ミーティングの場を設けただけでは、部下は「何を話したらよいのか」と戸惑うものです。
1on1ミーティングは定期的に開催するものだけに「毎回話すことなどない」「まだ話す段階ではない」などと、上司に打ち明けることに抵抗感を持っている部下も少なくないでしょう。なかには「こんな事を言ったら説教されるかもしれない」「上司の機嫌を損ねてしまうかもしれない」と考える部下もいるかもしれません。
これらは上司と部下の間に信頼関係ができておらず、打ち明けることへの心理的安全性が確保できていないことが大きな原因として挙げられます。
また上司が自分の体験から部下の気持ちも同じであろうと決めつけて話しをしてしまうと、部下は本心を打ち明け辛くなるものです。人それぞれ悩みや感じ方、そして価値観が異なるということをしっかりと認識することが大切です。
1on1ミーティングを成功させるコツ
コミュニケーション作り
信頼を得るために、まずはコミュニケーション作りが必要です。
1on1ミーティングでは、たわいない雑談から健康に関する話、そして業務上の専門的な内容やキャリアの話まで多岐に及びます。まずは日常の些細なことから一緒に解決へ向けた話をすることで、コミュニケーション作りがしやすくなるでしょう。
「上司に相談したら解決できた」という積み重ねが、部下が本音を語ろうという気持ちにさせていくでしょう。
目的の明確化
上司が1on1ミーティングに困難を感じているなら、部下は1on1ミーティングの目的をしっかりと理解していないかもしれません。
部下の成長をサポートする、という漠然として目的ではなく、現在の職場に部下に合った内容で、目的を具体化して伝えるのも大切です。
定着化させる
1on1ミーティングは、定期的に継続することが大切です。短時間での開催で構いませんので、ルーティン化して定着させましょう。
ミーティングの最後に「次回は〇〇について話しましょう」と、ヒントや課題を見つけるよう促すのも良いでしょう。
オープンクエスチョンを意識する
部下への質問の際に「困っていることはありますか?」と質問すると「いいえ」の一言で終わってしまうことがあります。
質問は極力「はい」や「いいえ」で答えられないように工夫しましょう。
1on1ミーティングをうまく活用することで、職場の社内環境を好転させることができます。成功させられるよう、ぜひ前向きに取り組んでみましょう。
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