オンライン会社説明会を開催するには？　成功のポイント

多くの企業が採用活動にZoomやSkypeを活用したオンライン化を進めており、学生に人気となっているオンラインでの企業説明会。
 
遠方から足を運ばずとも、端末とインターネット環境さえあれば、気軽に参加することができるとして、従来の対面による説明会よりも好印象です。企業にとっても、広い会場を用意することなく一度に多くの学生に参加してもらうことができ、多くのメリットがあります。
 
今後も人気が続くことが予想されるオンライン説明会について、メリット・デメリットを紹介し、成功させるためのポイントを解説いたします。

オンライン説明会のメリット・デメリット

オンライン説明会のメリット

1.母集団形成がしやすい
オンライン説明会の最大のメリットといえるのは、多くの参加者が見込めることです。参加のハードルを下げるだけでなく、地方や海外留学中の学生の参加も可能となるので、母集団の多様化も可能です。
 
採用活動を成功させるためには、母集団形成は重要な要素なので、母集団形成に貢献できるオンライン説明会は、今後も広く活用されていくでしょう。
 
2.コストを抑えられる
通常のオフラインでの説明会で必要となっていた、会場手配や、会場設営、受付などの、経費や手間が、オンライン説明会では極力抑えることができます。
 
オンライン説明会はツールさえあれば開催場所を選ばないので、採用担当者の自宅からリモートで行うこともできますし、先輩社員のスピーチのために現場から社員を呼び寄せる必要性もありません。
 
3.密を避けた対話が可能
オンライン説明会なら、多くの方が参加となっても、密になる心配がありません。また、オンライン説明会の後で、会場を移動することなく、少人数のグループに分けたディスカッションを行うことも可能です。
 
社員との対話式の質疑応答も可能なので、参加者とのコミュニケーション形成がしやすいと言えるでしょう。
 
4.説明会の効率化
録画配信型でオンライン説明会を行う場合、何度も説明会を開催する手間が省け、採用担当者の負担削減に繋がります。参加にとっても好きな日程での参加が可能となります。

オンライン説明会のデメリット

1.参加者の反応が読みにくい
オンライン説明会は、画面越しでのやり取りとなるので、参加者の反応が読み取りにくいというデメリットがあります。また、参加者側が途中退席をしやすく、次のステップに進む人の割合が低いのも、開催側にとってはデメリットだと考えられています。
 
2.会社の雰囲気を伝えにくい
自社に呼び寄せての開催とは異なり、会社の雰囲気や立地、自社商品の良さを知ってもらいにくいというデメリットもあります。

オンライン説明会を成功させるポイントとは？

飽きさせない魅力的なものにする

YouTubeに自らをアピールする学生でも飽きないようなコンテンツ作りを意識しましょう。自社事業の魅力や、他者と比較した自社の強み、社員の生の声など、中身の濃い内容を盛り込みます。
 
録画配信だけでなく、チャット機能を活用したライブ配信型での説明など、参加者とのコミュニケーションが取れやすい状況作りも大切です。質問やクイズを盛り込んで、統計を取るのもよいでしょう。

面接へのステップを意識する

オンライン説明会においてもオフラインでの説明会と同様に、参加者に次の選考へ進んでもらうためのアンケートや筆記試験などを促し、面接へのステップへと進む仕組みを取り入れましょう。

 

多くの人の参加が期待でき、経費削減効果もあるオンライン説明会。
 
単なる対面を避けるための代替手段としてだけでなく、今後はさらに効果的な活用が見いだされていくことでしょう。

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