2022.07.29
その他
人材流出の原因とは? リスクや対策方法をチェック
会社にとって深刻な問題である「人材流出」。採用が難航しやすいこのご時世、貴重な人材を失ってしまうのは会社にとってかなりの痛手となります。人材流出を防ぐには、どのような対策を講じればよいのでしょうか?
ここでは人材流出へ悩む企業へ向け、人材流出が起こる原因やリスク、対策方法をご紹介します。
人材流出の原因とは? 企業に生じるリスク
人材流出とは、自社の従業員が他の企業に転職し、離職してしまうことを指します。
人材流出の原因としては終身雇用の崩壊や社会情勢の変化、働き方の多様化などさまざまなものがあります。人材流出の原因、リスクについて詳しく見ていきましょう。
【人材流出の原因となる“6つの不満”は?】
人材流出が起こる原因には、おもに以下の6つが挙げられます。
- 待遇への不満
- 人間関係への不満
- 社風の不一致
- タスクの集中による疲弊
- 従業員への裁量権がない、またはごく限定的な職場だった
- 成長やキャリアアップが望めない環境だった
人材流出のきっかけになりやすいのがさまざまな「不満」です。
賃金・休日・役職などの待遇や人間関係への不満、社風の不一致などは、転職を考える大きなきっかけとなるでしょう。
また、業務タスクが特定の社員に集中してしまったり、反対に個人の裁量で業務が判断できないような環境であったりすると、人材流出につながりやすいでしょう。
さらにキャリア志向の高い社員の場合、「この会社ではキャリアアップや成長がのぞめない」として転職に走るケースもあります。
【人材流出により企業にはどんなリスクが生じる?】
人材流出で企業に生じるリスクは、次のとおりです。
- 売上の減少
- 穴埋めのための余計なコスト(人件費や採用費)が発生
- 他社員の仕事量の増加による生産性ダウン、およびワークライフバランスの悪化
- 自社ノウハウや顧客の流出
- ブランディング力の低下
人材流出とは単純に人員が減るだけではなく、優秀な人材を失ってしまうということにもつながりかねません。
そうなれば企業全体の生産性もダウンし、「売上は減るのに人件費や採用費などのコストがかさむ」といった悪循環に陥りやすくなってしまうのです。
従業員が過重労働に陥りやすくなり、ワークライフバランスの悪化も懸念されます。
また、転職した社員が自社のノウハウや顧客を抱えていた場合、それらの流出リスクも懸念されます。流出したのが自社のブランディングを担っていた人材であれば、ブラインディング力も低下してしまうでしょう。
人材流出を防ぐには? 企業がすべき対策
企業が人材流出を阻止するためには、以下の7つの対策が効果的です。
- 社員へのヒアリングで改善点を洗い出す
- 評価制度を改善する
- 待遇や福利厚生制度の改善
- 労働時間の徹底管理
- スキルアップ制度の提供
- リモートワーク等の柔軟な働き方を導入
- 社内コミュニケーションが取れる機会を増やす
経営側と現場の社員で感じていることが異なる場合、人材の流出が起こりやすい環境にあります。まずは社員にヒアリングをおこない、率直な不満点・満足している点を聞き出しましょう。
そのうえで改善点を洗い出し、評価制度や労働時間、働き方、待遇・福利厚生などの改善を進めていきます。
また、スキルアップを望む社員が多い場合は、スキルアップができる機会を提供することも重要です。働き方に問題がある場合は、柔軟な働き方を導入することも検討してみて下さい。
そのほか、人材流出を防ぐ対策としては「社内コミュニケーションを増やすこと」も効果的です。社内コミュニケーションが盛んになれば、社員は企業に対する愛着・満足感が得やすく、人が辞めにくい環境を作れます。
人材流出を防いでリスクを減らそう!
会社にとって従業員は「宝」ともいえる存在です。特に、優秀な人材にはなるべく長くいてもらい、会社を牽引する存在として活躍してもらいたいもの。人材の流出を食い止められれば、さらなる事業展開などをおこない、会社としての成長も望めます。
人材流出にお悩みの企業は、何が原因なのかを洗い出し、早めの対策を講じましょう。
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