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HR COLUMN

人事向けコラム

2021.10.15

採用

社員の定着率を高める「レジリエンス」とは?


周囲のプレッシャーや失敗への不安など、仕事にはさまざまなストレスがつきものです。しかし人には、こうしたストレスを跳ね返す力が備わっています。いわゆる「レジリエンス」という力です。
 
レジリエンスはさまざまな方法で後からでも伸ばすことができます。また、企業が社員のレジリエンスを育てれば、離職などの人材の流出を防ぐ効果もあるのです。
 
ここではレジリエンスとはどのようなものかご説明するとともに、レジリエンスの育て方をご紹介します。

レジリエンスとはどのようなもの?

レジリエンスとは「復元力」「回復力」「弾き返す力」とも訳される言葉です。もともとは物理学の世界で使われていた言葉で、外からの圧力を跳ね返す力という意味で用いられていました。
 
ビジネスにおいてのレジリエンスは「外からの刺激やストレス、自分の心が生み出す不安心などに負けず、自分のなすべきことをやり遂げる力」「精神的回復力」という意味合いで使われます。
 
レジリエンスの高さには個人差があります。企業の中を見ても、ストレスやプレッシャーに弱く、心理的に追い詰められてしまう人がいれば、ストレスをばねにしてモチベーションを高め、成果を出す人もいるでしょう。
 
レジリエンスが高ければ高いほど本来の能力を発揮しやすく、心が折れずに活動を続けられます。

社員のレジリエンスを育てる方法は?

社員のレジリエンスには個人差がありますが、後からでも育てることが可能です。企業が社員のレジリエンスを向上させるためのヒントをご紹介します。

1人ひとりの特性を改めて確認する

レジリエンスの育成をする際は、社員1人ひとりのストレス耐性について把握することが大切です。アンケートや面談などで「どんなときにストレスを感じるか」「どのようなストレスに強いか」といったことをヒアリングし、伸ばしたほうが良いレジリエンスを明確にしましょう。

企業としての目標の具体化、可視化

企業が今後どのようなビジョンを持って事業をおこなうのかが曖昧になると、社員は「この先が不安」「何にモチベーションを見出せばよいのか」と将来への不安を抱いてしまいます。
 
社員からすれば、企業の将来の「目標」「見通し」がはっきりしていると、レジリエンスを高く保ちやすいでしょう。

社員の心身ケア、研修の実施

レジリエンスを保つには、休みたいときにしっかり休める環境を整えることが大切です。社員が不安やストレスを感じたときに気軽に相談できる窓口を設けたり、有給休暇が取りやすい風土・仕組みを整えたりといった対策をおこないましょう。
 
また、レジリエンスが低いと感じた場合には、未来志向を抱くためのトレーニングや感情コントロールの術などを研修で身に着けてもらうことも有効です。

レジリエンスを伸ばして社員定着率アップを目指そう


ストレスに打ち勝ち、心を回復させるレジリエンスは、後から伸ばすことができる能力です。レジリエンスを鍛えれば、仕事への責任からくるプレッシャーやストレスがあっても、心を健康に保つことができます。また、企業が社員のレジリエンスを育てることで、離職や休職の防止効果が期待できるでしょう。
 
人材が定着しやすくなれば、企業にとっても生産性の向上や採用コストの減少などのさまざまなメリットが得られます。人材が定着しないとお悩みの企業様は、社員のレジリエンス向上を目指してみてはいかがでしょうか。

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