2019.07.05
その他
外国人客が増えている! 飲食店が意識すべき外国人客対応のポイント
近年では和食がブームになり、和食目当てで日本に旅行する外国人も増えています。それに伴い、今後は飲食店も外国人客を受け入れるための対応策が必要不可欠になってきます。
「外国語が苦手」「どう対応したらいいか分からない」と敬遠せず、外国人客を積極的に取り込んでいくことが、飲食ビジネスの成功につながるといえるでしょう。
そこでこの記事では、外国人客を増やすためにできる対応策についてご紹介いたします。
飲食店を利用する外国人客が増えている!
飲食産業に特化した求人サイトを運営するクックビズ株式会社の「飲食店における外国人客の受け入れ実態調査」によると、ほぼ毎日外国人客が来店する飲食店は全体の44%にも及ぶのだそうです。
近年では、旅行をするにあたってインターネットを活用する外国人がとても増えています。多くの旅行者はあらかじめウェブサイトやSNSをチェックして飲食店を選んでいるのです。
外国人客のうち、予約なしで来店するのは全体の65%、事前予約した上での来店は35%となります。半数以上の外国人客が予約なしでフラリと立ち寄ることを考え、飲食店では外国人向けのサービス対応を常に意識しておく必要があるといえるでしょう。
飲食店が外国人客を取り込むためのポイント3つ
1. 外国人客に分かりやすいメニューを用意する
外国人客の来店を促したいのなら、外国語のメニューは必須といえるでしょう。英語だけでなく、中国語や韓国語のメニューも用意しておくのが有効です。
写真入りのメニューを作れば、あらゆる国の人にどんな料理なのかが伝わりやすくなり、売り上げもアップします。
2. 外国人客が利用しやすい飲食店を目指す
対応しているクレジットカードを増やしたり、電子マネー決済を導入したりすることも有効な策といえます。
また、店内でフリーWi-Fiを使えるのも重要なポイントといえるでしょう。Wi-Fi環境があれば料理の写真や感想をSNSやブログで発信してもらうこともでき、さらなる集客につながります。
3. あらゆる外国人客のニーズに対応する
外国人客の中には、さまざまな理由で特定の食材を避ける人もいます。
例えばイスラム教徒のムスリムは宗教上の理由で豚肉やアルコールを摂ることはありません。さらに、女性は肌を露出してはいけない、家族以外の男性と個室に入ってはいけないといったルールもあります。
ベジタリアン、ヴィーガンの中には肉や魚を食べないだけでなく、卵や乳製品も口にしない人もいます。すべての外国人客に対応できるメニューを用意するよりも、状況に応じて食材を除去するなどフレキシブルに対応するのが良いでしょう。
東京オリンピックを控え、日本の飲食店を利用する外国人客は今後さらに増えていくことが予測されます。理想的なおもてなしができれば良い評判が広がり、集客率アップにつながっていくことでしょう。
あらゆる外国人客に対してフレキシブルに対応できるよう、対策を練ることをおすすめいたします。