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HR COLUMN

人事向けコラム

2021.08.20

採用

ジョブ型雇用とはどのようなもの? 導入するメリットは?


近年は時間差勤務やテレワークなどを取り入れた柔軟な働き方が浸透しつつあります。その中で注目されているのが、「ジョブ型雇用」です。そもそもジョブ型雇用とはどのような雇用制度なのでしょうか?
 
ここではジョブ型雇用の特徴やメリット、メンバーシップ雇用との違いについて解説します。

ジョブ型雇用とは? メンバーシップ雇用との違い

ジョブ型雇用とは、業務内容に沿った専門スキルを持つ人材を採用する雇用方法です。採用する際には業務内容・ポジションのほか、勤務時間・勤務地・評価基準を「職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)」で定めたうえで雇用契約を結びます。
 
業務内容は職務記述書に明記されているものに限定されており、高い専門性やスキルを必要とされます。またジョブ型雇用で採用された社員は「仕事の成果」で評価をおこなうため、勤続年数や役職などの要素はあまり影響しません。
 
こうした特徴から、テレワークや時間差勤務などの流動的な働き方とマッチしやすく、近年多くの企業で注目されているのです。

メンバーシップ雇用との違いは?

ジョブ型雇用とよく比較されるものに「メンバーシップ雇用」があります。メンバーシップ雇用とは新卒採用で広く導入されている採用手法で、総合職として採用したのちにジョブローテーションをおこない、広い範囲のスキルを身に着ける雇用制度です。
 
ジョブ型雇用が「仕事に合う人を割り当てる」という方法なのに対し、メンバーシップ雇用は「人を採用してから適性を見極め、配置を決める」というスタイルです。業務内容や勤務時間、勤務地なども流動的であり、残業・異動・転勤を命じるケースも珍しくありません。また、給与は仕事の成果よりも勤続年数の長さや役職などを総合的に判断したうえで決定されます。
 
また、ミスマッチがあったときの対応もそれぞれ異なります。ジョブ型雇用は柔軟に配置転換をするのが難しいため、もしミスマッチがあった場合は条件を変えて再契約するか、解雇or転職するのが一般的です。
 
一方メンバーシップ雇用は、ミスマッチがあっても異動や配置転換などで雇用が継続されます。

ジョブ型雇用を導入するメリットは?

ジョブ型雇用を導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか? 大きなメリットとしては以下の3つが挙げられます。

即戦力となる人材が獲得できる

ジョブ型雇用では初めから求めるスキルやポジションに合う人材を募集します。企業のニーズに合った人材が集まりやすく、入社後は即戦力として活躍してくれます。採用基準は「職務記述書に合うか」とシンプルなので、採用にかける工数やコストも少なくて済みます。

雇用のミスマッチが起こりにくい

ジョブ型雇用は職務記述書で求める条件を具体的に提示したうえで募集をかけます。応募者は提示された条件に納得したうえで応募をするため、ミスマッチが起こりにくいメリットがあるのです。

専門性の高いスペシャリストが育てられる

ジョブ型雇用では社員のスキルに応じた業務を割り振ります。つまり社員は業務の中で専門性を高めることができるのです。専門性の高いスペシャリストを育成できるのは、業務に対し必要なスキルを持つ人材を採用する「ジョブ型雇用」ならではの特徴です。

即戦力が欲しい企業は注目! ジョブ型雇用を活用しよう


ジョブ型雇用は募集の時点で「このようなスキルを持つ人材が欲しい」と提示することで“適材適所”の採用が叶います。企業にとっても効率よく即戦力人材を獲得できるうえ、社員にとっても専門性を活かして働けるのは大きなメリットです。
 
テレワーク等で雇用制度の見直しを考えている企業は、ぜひジョブ型雇用の導入も検討してみてはいかがでしょうか。

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