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HR COLUMN

人事向けコラム

2018.10.31

採用

ますます増えるAIによる採用選考! メリットとデメリットは?


近年、AI(人工知能)による採用選考を行っている企業が多くなっています。書類選考をAIに行わせる企業はもちろん、中には面接選考もAIに行わせようと考えている企業もあるくらいです。
 
採用選考をAIに行わせることで、人間が行わなければならない業務数が減り、コストや時間の削減につながるなどメリットがありますが、あるのはメリットばかりではありません。当然デメリットもあるものですので、AIを採用選考に導入するかどうかは、しっかり検討を行ったうえで行ったほうがいいと言えるでしょう。

 

ここでは、採用選考にAIを導入することのメリットとデメリットをご紹介します。

AI導入メリット① 先入観なく選考ができる

人間が選考を行う場合、たとえば「体育会系であれば根性がある」「留学経験があれば外国語が堪能である」など、どうしても先入観を持ってしまいがちです。しかし、体育会系でも根性がない人もいますし、留学経験があってもそれほど語学が堪能でない場合もあり得ます。
 
先入観を持ってしまいがちな人間では、その人の特徴ひとつを取ってその人の全体像を勝手にイメージしてしまいますが、AIの場合はそのような心配がありません。過去の求職者のデータをAIに学習させることで、体育会、留学経験あり、などのキーワードに惑わされることなく、実際に根性がある人や語学が堪能な人を探せるようになります。

AI導入のメリット② 人件費や時間の削減につながる

応募者全員の書類を読み、自社に合った人材を見つけるのには相当の時間と労力を要します。選考をすることになった社員は選考を行っている間、当然ほかの業務ができなくなります。そのうえ、採用選考は会社にとっても重要事ですから社員にとっても大きなストレスになるでしょう。

 

AIに書類選考をしてもらえば、そのような労力や時間をカットすることができます。実際、AIによる書類選考を導入したソフトバンクでは、選考にかかる時間を75%もカットできたという結果が出ています。
 

AI導入のデメリット① 求職者からの信頼が薄い

では、次にAI導入によるデメリットを見ていきましょう。

 

AIによる採用選考は、審査基準がハッキリする、学歴以外の部分もしっかり見てもらえる、など求職者にとってもメリットがあります。しかし、やはりAIによる採用選考に不信感を抱いている人たちが大半であるようです。
 
現在はまだ機械に審査してもらいたくないと考える方が多数を占めており、その点を考えると、AIが採用選考をしているなら応募しない、という求職者が出てきてもおかしくないかもしれません。

AIの導入のデメリット② 誤った学習をすることがある

AIを導入するメリットとして、過去のデータを学習させることで先入観にとらわれず人材を探すことができると書きましたが、これはあくまで「過去のデータが正しい」場合に限られます。
 
仮に、過去に誤った選考を行っていた(先入観にとらわれて必要な人材を得られていなかった)場合、AIはその過ちを繰り返してしまう可能性があるのです。

 

AIが過去データを元に適切な人材を発掘するというのは、あくまで学習させる過去の採用データが正しいものであった場合に限られるというのを覚えておきましょう。


採用選考へのAI導入には、メリットとデメリットがあるものです。当然、AIを操作するための専門的な知識などが必要になりますし、AIに採用選考を行わせるための下準備をしなくてはいけません。

 

AIの導入を考える際は、メリットとデメリットをしっかり検討をしたうえで行うようにしましょう。



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