2020.11.06
採用
採用業務を外部で行う「採用代行(RPO)」とはどのようなもの?
近年では企業の採用活動を「採用代行(RPO)」に委託するケースが増えています。
RPOに採用活動を依頼すると企業のリソースを有効活用できるようになるなど、さまざまなメリットが得られます。RPOとはどのようなものか、その概要やメリット、デメリットをみていきましょう。
採用代行(RPO)とはどのようなもの?
RPO(Recruitment Process Outsourcing)とは、企業の採用活動の一部、またはすべてを代行してくれるサービスのことを指します。
企業の採用活動には人員、時間といった多くのリソースが必要です。しかし、人事担当者には採用活動のほかにもさまざまなコア業務があります。採用活動とその他のコア業務を並行しておこなうのは、担当者にとって大きな負担になるものです。
また、ただでさえ人手不足の昨今では、内定辞退防止のために内定者フォローをおこなうなど、きめ細やかな対応が重要です。しかし限られたマンパワーでは、満足のいくフォローができないケースも少なくありません。こうした悩みの解決策として、採用活動をアウトソーシングするケースが増えています。
RPOには採用活動のコア業務(採用計画から内定者フォローまで)をカバーしてくれるサービスや、ノンコア業務(応募受付、採用者への連絡・問い合わせ対応、SNSの更新など)を代行してくれるサービスなどがあります。
派遣社員の採用活動を代行してくれる「派遣デスク」
RPOには正社員のみならず、派遣社員の採用活動を代行してくれる「派遣デスク」などのサービスもあります。
派遣社員の採用活動は正社員の採用活動と異なり、派遣会社とのやりとりや派遣社員の管理なども発生します。派遣デスクは、こうした煩雑化しやすい“派遣社員の採用活動”を代行してくれるとともに、派遣人材の活用アドバイスなどもおこなってくれるサービスです。
採用代行(RPO)や派遣デスクを利用するメリット&デメリット
RPOや派遣デスクといったアウトソーシングサービスに依頼をすると、さまざまなメリットが得られます。しかしながら、アウトソーシング化にはデメリットも存在するのが事実です。両方をチェックしておきましょう。
RPOを利用するメリットは?
RPOは採用のプロフェッショナルに採用活動を一任できることが大きなメリットです。
採用活動における素晴らしいノウハウ、スキルを持っているほか、依頼先によっては入社後の社員教育までお願いすることも可能です。応募者にもきめ細やか、かつスピーディーな対応をしてもらえるため、企業の印象もアップしやすいでしょう。
また、採用活動の一部、または全部を代行してもらうことで、人事担当者が別のコア業務に専念できるようになるのもメリットです。業務負担を軽減することで、人件費削減などにつながる可能性も高いでしょう。
RPOのデメリットは?
RPOに代行依頼をするデメリットは、代行費用が必要なことです。代行費用は依頼する業務の量や人数によっても変化しますが、長期になればそれだけコストがかかる、ということは覚えておきましょう。
また、採用活動の多くを代行してもらうと、採用担当者の採用ノウハウが蓄積されにくいという点にも注意が必要です。RPO企業によっては自社の人事・採用担当者に助言をもらえるところもあります。
「代行を依頼しながらノウハウも学びたい」という場合は、こうしたRPO企業を利用するようにしましょう。
採用代行に依頼する際は、委託範囲を決めておこう
採用代行(RPO)を利用する際は、あらかじめ業務の委託範囲を決めておくことが大切です。どこからどこまでをお願いするのか、自社の希望を伝えたうえでしっかり打ち合わせをしてから依頼するようにしましょう。
また、正社員は正社員向けのRPOへ、派遣の採用活動は派遣デスクへ……というふうに、適材適所で依頼をすると効果的です。採用活動にリソースが割きにくいという企業は、RPOをうまく活用してみましょう。
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