2020.05.15
その他
男性に育児休暇を与えることには会社にもメリットがある!
「パートナーと共に育児をしたい」と育児休暇を望む男性が増える一方で、男性の育児休暇取得率はまだまだ低いのが現状です。
会社によっては人員不足などの「取得率アップを阻む課題」もあるかもしれませんが、実は男性に育児休暇を与えると会社にもメリットがあります。どのようなメリットがあるのか、さっそく見ていきましょう。
男性の育児休暇取得率はいまだに低いのが現状
2019年、主婦向けの人材サービス「しゅふJOB」では、働く主婦を対象に『男性の育児休暇取得を義務化すべきか?』というアンケートを実施しました。
その結果「義務化すべき」と答えた方が52.3%、「義務化すべきと思わない」と答えた方が27.7%という結果が出たのです。
しかし実際には、男性の育児休暇取得率の平均は2019年時点で6.16%です。業種によっては20%近い取得率を記録しているところもありますが、平均でみればいまだ1ケタ台をキープしている状態で、決して多いとはいえません。
男性社員の育児休暇で会社が得られる4つのメリット
男性に育児休暇を与える際には少なからず課題もあるでしょう。しかし同時に、以下のようなメリットも得られます。
1.モチベーションアップに効果がある
男性社員が育休で家族と過ごす時間が増えると、心身をリフレッシュできます。仕事中心の毎日から解放されることで気分が一新され、復職後のモチベーションアップにも効果があるといわれています。
2.離職率を下げることにつながる
社員にとって20代後半~30代というのは、“中堅社員”として働き盛りともいえる時期です。それと同時に、結婚・出産・育児などのライフイベントを経験する時期でもあり、「ワークライフバランス」を重視する人も多くみられます。
会社が育児休暇の取得を推奨したり、育休を取りやすい環境を整えたりすると中堅社員が働きやすくなるため、離職率低下にもつながるでしょう。
3.マネジメントスキルや生産性が向上、休みやすい環境に
育休で人員が減ると、残った社員で業務を回すために業務の無駄をカットしたり、IT活用による効率化を図ったりする必要があります。しかし、こうした業務の効率化によって各々のマネジメントスキルや生産性がアップする可能性も大きいのです。
また、今までと同じ業務を少ない人数で遂行するには、全員で情報共有をおこなうことも必須でしょう。情報共有することで「特定の社員しか知らない、できない仕事」がなくなれば、結果的に休暇・休職しやすい会社へと変化を遂げることも可能です。
4.会社のイメージアップ・採用活動が有利になる可能性も
会社の育児休暇制度が充実していると、「男性も育児休暇が取りやすい=子育て世代にやさしい会社」として、会社のイメージアップになります。
また、男性の育児休暇取得率は、採用活動でも大きなアピールポイントにもなります。近年の求職者は給与や仕事内容の次に「福利厚生制度」を重視する傾向が強いからです。
男性の育児休暇は会社成長のチャンスでもある!
近年は、育児に対し積極的に参加しようとする男性も徐々に増えつつあります。しかし夫婦での育児を実現するには、会社側も育児休暇を推奨できる体制作りを進めなければいけません。
会社側から見ると、さまざまな課題をクリアする必要もあるため後ろ向きに捉えられがちですが、育児休暇のための環境づくりは会社にとってもメリットが多いのです。無理だとあきらめず、前向きに取り組んでみてはいかがでしょうか?
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