2019.03.08
採用
人手不足解消に! 外国人労働者を受け入れるメリット
少子高齢化の影響を受け、日本人労働者の人口はますます減少するといわれています。そうした状況の中、近年では人手不足により外国人労働者を受け入れたいと考える企業が増加中です。
これまで以上に多様な人材の活用が求められるようになった今、外国人労働者を受け入れるメリットはどこにあるのでしょうか?
ここでは、企業が外国人を採用するメリットや、雇用時の注意点についてご紹介します。
外国人労働者を採用するメリットとは
労働環境の活性化
日本での就労を希望する外国人の中には、積極的で向上心の高い人材が多いといわれています。また、自国とは異なる環境に適応する努力を惜しみません。
意欲的な人材が加わることは、社内に新たな風を吹かせ、大きな刺激となることでしょう。その結果として、停滞していた社内のムードが活性化し、既存の日本人労働者の意識向上の効果も期待できるのです。
労働者のグローバル化
外国人労働者の中には、母国語の他に日本語や英語など、3か国語以上を話せる人材も少なくありません。そのため、翻訳や通訳、現地調査の人員としてマルチに活躍する人材となり得るのです。
海外進出を展望する企業であれば、進出を予定している地域の出身者を雇用することで、大きく貢献してもらえるでしょう。
外国人労働者を雇用する際の注意点
就労管理の正しい知識を習得する
実際に外国人を雇用する際には、日本での滞在資格や就労資格を持つ人物であるか必ず確認する必要があります。業種や職種によっては「就労ビザ」を取得できない場合もあるため、事前によく調査しましょう。
また、企業で外国人労働者を常時10名以上雇用する場合には、「外国人労働者雇用責任者」を専任しなければなりません。
外国人労働者を雇用する際には就労管理に関する正しい知識が必要が必要となります。雇用後のトラブルを防ぐため、外国人労働者を受け入れる前に、社内で適切な管理者を専任し、必要な情報を収集することを強くお勧めします。
異文化・異民族性を理解する
外国人労働者は、当然ながら日本とは異なるカルチャーを背景に持っています。日本特有の常識は、世界共通ではありません。例えば、日本では重んじられる“空気を読む”という風習は、海外で通用するケースはごく稀です。
外国人労働者とのコミュニケーションを円滑にするためにも、社内でお互いの文化を理解しあえる環境を整えることは非常に重要な課題の1つといえます。
外国人労働者へのニーズは年々高まっており、外国人と共に働くことが当たり前になる時代も遠くはないかもしれません。外国人の採用にあたり、初めは戸惑うことが予想されますが、その先には人手不足の改善だけでなく、企業のさらなる飛躍も望めることでしょう。
外国人労働者の受け入れを検討する際は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。