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HR COLUMN

人事向けコラム

2024.08.08

採用

クラッシャー上司の問題点とは?対策方法を解説


近年、社会問題の一つとして耳にすることが多くなった「クラッシャー上司」。
部下をつぶしてしまこともあり、人手不足が進むなか、対策を考える必要性に迫られている企業もあるのではないでしょうか。
 
そこでこの記事では、クラッシャー上司の特徴や問題点と合わせて、企業にとってのデメリットと対策方法についてご紹介していきたいと思います。

クラッシャー上司の特徴

クラッシャー上司とは、部下への行き過ぎた指導により、叱責など過剰なストレスをもたらす上司のことです。クラッシャー上司の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
 
・仕事に対して完璧主義
クラッシャー上司には、優秀で仕事がよくでき高い業績を上げているタイプが多いものです。加えて、自分と同じレベルを部下にも当たり前のように求めるという特徴があります。
 
・他人への共感性が乏しい
自分の言動によって相手がどのように感じるか、他人への共感性が乏しいという傾向もあります。相手の気持ちを想像することができないため、平気で相手を傷つける言動に走ってしまいます。
 
・自分を正当化する
自分の言動について周囲から指摘されたとしても、相手に問題があり自分は正しいと正当化してしまいます。自分を客観視することが出来ず、自分の言動はすべて部下や会社のためだと信じて疑いません。

クラッシャー上司の問題点と企業にとってのデメリット

クラッシャー上司の存在は、叱責した相手にだけでなく、周囲の従業員にまでストレスを与えてしまいます。職場全体の雰囲気を悪くし、場合によってはコンプライアンスが行き届いていないと受け取られ、組織や企業の評判をも悪くしてしまうこともあります。
 
また、クラッシャー上司の元では、社員が自由にアイデアを出す風土が育ちません。部下の本来の能力が発揮されにくくなり、若手社員の成長の妨げにもなるでしょう。
 
離職率が上がってしまうことも企業にとっては、大きなデメリットです。人員不足のなか、優秀な人材の流出のリスクが高まるでしょう。

クラッシャー上司への対策方法

・匿名の相談窓口の設置
企業内に、匿名の相談窓口(通報窓口)を設置することで、クラッシャー上司の早期発見に繋がります。
専門知識を有している担当者を配置するなど相談しやすい環境を整え、プライバシーの確保を重視することで、実態が明るみになるでしょう。また、社内アンケートの手段を取るのもよいでしょう。
 
・コンプライアンス研修の実施
従業員に向けてコンプライアンス研修の実施を行うことで、企業のコンプライアンス強化に繋げます。
パワハラに該当する言動を明確にするとともに、問題のある言動への罰則規定についても周知しましょう。また、管理職の行動規範を示し、部下との適切なコミュニケーションや指導方法について体得させるための管理職研修を実施するのもよいでしょう。
 
・評価・昇進制度の改訂
優秀な実績を上げて若くして管理職になった人材がクラッシャー上司となるケースは少なくありません。業績重視で評価され昇進する制度では、管理職として適性がない人材が昇進してしまうため、評価・昇進制度の見直すことも必要かもしれません。
 

 
クラッシャー上司の特徴、企業としての対策などについてご紹介いたしました。
クラッシャー上司は企業にとってもデメリットが多いため、決して見て見ぬふりをせずに、しっかり企業として対策に取り組むようにしていきましょう。

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