2022.11.04
その他
e-ラーニングで人材育成! 導入時のポイントは?
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの企業がリモートワークの導入を開始しました。同様に人材育成においても、企業での集合研修や対面でのOJTに変わるツールとして「eラーニング」を導入する企業が急速に拡大しています。
e-ラーニングは、時間や場所を選ばずに学習ができるだけでなく、従来の集合教育よりも費用や手間を削減できるなど、多くのメリットがあるので、人材育成に上手に活用したいものです。
そこで、e-ラーニングの特徴やメリット、そして導入時に気をつけたいポイントについて解説いたします。
e-ラーニングとは?
e-ラーニングとは、パソコンなどの電子機器を利用して学習を支援するツールです。近年、インターネット環境やタブレット・スマートフォンなどの端末機能充実に伴い、教育機関や企業において学習や研修など活用される場が急増しました。
コロナ禍において、新人研修やスキルアップ研修をはじめとする社員研修の方法について見直しに取り組んだ企業は多く、従来の集合教育からe-ラーニングによる研修を主流とする動向が注目されています。
e-ラーニングの特徴と導入する企業のメリット
リモートでの実施で研修会場が不要
e-ラーニングの大きな特徴は、パソコンなどの端末とネットワークさえあれば、場所を選ばず受講可能だという点です。
リモートワーク中の社員に対しても滞りなく研修が実施できるのは、企業にとって大きなメリット。また、集合研修時に必要だった研修のための会場を用意する必要もなく、外部会場での研修と比較して、会場費や会場までの交通費も不要となり、経費削減にも繋がります。
社員個々に合わせたペース・内容での研修が可能
e-ラーニングでの研修は、時間を選びません。
従来の集合研修では研修時間に合わせて業務を調整する必要がありましたが、個々のペースで進めることができます。また、理解度に合わせて学習を進められ無駄が発生しないため、残業代の削減にもつながります。
進捗管理がしやすい
e-ラーニングは、受講ペースの進捗管理や、理解度状況の把握が容易に行えます。
学習履歴や修得度をデータ管理することで、受講社員の今後の課題や業務特性なども把握しやすくなり組織体制の強化に繋がるでしょう。
効果的な研修が可能
講義形式やテキスト使用だけの研修よりも、動画を取り入れることで研修理解が深まります。e-ラーニングでは、受講社員が理解を深めたい部分について、繰り返し動画を視聴可能なので、研修で得た知識や技術を業務で実践しやすいと考えらえています。
また、コロナ禍で現場でのOJTが難しいなかで、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を使った体験型研修を取り入れて、実際の作業工程を擬似体験させる取り組みを行う企業も増えているようです。
常にアップグレードが可能な最新の教材
e-ラーニングは一括で教材の更新ができるため、変更点が発生しても研修用テキスト等の刷り直しをする必要がありません。常に最新の教材にアップグレードできるのも特徴です。
e-ラーニング導入時の注意点
個々のペースで進められるe-ラーニングは、研修に取り組む熱量も受講者任せとなりがちです。しかし主催者は決して受講者へ丸投げせず、学習時間や理解度などのデータ分析をしっかりと行い、研修としての効果を確認することが大切です。
e-ラーニングの実施→理解度分析→コンテンツの強化・追加→到達度確認、といった流れで、e-ラーニングのコンテンツをブラッシュアップすることを忘れないようにしましょう。
また、より新しい業界動向や技術知識を取り入れるなど、受講者の業務に役立つコンテンツの提供を行うことで、受講者のe-ラーニングへのモチベーションを高めることも必要でしょう。
e-ラーニングで人材育成を
企業にとって不可欠な人材育成。働き方改革が進むなかで、効率のよい人材育成への改革は急務だと言えます。
受講者側にも企業にとってメリットが多いe-ラーニングを、人材育成に検討されてみてはいかがでしょうか。
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