2022.07.01
採用
人事をアウトソーシングするメリットとは? 注意点と合わせて解説
人事業務は「社内を知る人間でないと難しい」という認識が強いものですが、業務によってはアウトソーシング(外注)できるものもあります。
本記事では、人事業務をアウトソーシングするメリットや外注化に向いている業務、依頼時の注意点を解説します。
人事をアウトソーシングするメリット
人事業務をアウトソーシングすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
コア業務に人員を割きやすくなる
人事業務は給与計算から採用、社員研修など多岐にわたります。コア業務だけでも相当な量になるうえ、現代は人手不足な企業も多く、業務の進め方や配分で頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか。
そんなとき人事業務の一部をアウトソーシングすれば、業務負担が減ります。結果、コア業務に割けるリソースが増え、自社でしかできないことへ注力できるようになるのです。
専門性の高い人材に業務を任せられる
人事業務のアウトソーシング会社では、スタッフに「人事業務のプロ」を揃えているところも多いです。人事関連分野で高い専門性を持つ人材であれば、当然業務のクオリティも高いものとなります。
社内にノウハウがない業務(カフェテリアプランなど)は、特に恩恵が大きいでしょう。
業務のムダを削減し、コストダウンも期待できる
アウトソーシングで人事担当者の業務負担が減ることで、効率よく仕事が進められるようになります。業務の無駄がなくなれば人件費などの経費削減にもつながるでしょう。
災害などのリスク分散にもなる
人事・労務管理をすべて自社で行っていた場合、災害などの発生時に業務がストップしてしまう可能性があります。しかし、あらかじめ人事・労務の仕事を外注で分散させておくと、会社に損害が出たとしても業務自体は継続が可能となります。
アウトソーシングできる人事・労務の仕事例
人事・労務分野のうち、アウトソーシングできる仕事には以下が挙げられます。
- 給与計算(給与や賞与の計算、住民税の処理、年末調整、社会保険業務など)
- 勤怠、入退社管理
- 企業型確定拠出年金(DC)の管理、セミナー
- カフェテリアプラン
- 研修業務(社員研修、内定者研修)
- 採用代行(RPO)
給与計算や勤怠管理は、クラウドシステムの発達によりアウトソーシングがしやすい分野だといえます。また企業型確定拠出年金(DC)やカフェテリアプランなどの退職金関連、福利厚生の業務も外注しやすいでしょう。
そのほか、人事としては社員研修・内定者研修や採用代行などをアウトソーシングする手段もあります。
人事業務をアウトソーシングする際の注意点とは?
人事業務をアウトソーシングする際の注意点は、以下の3つです。
- ノウハウが蓄積できる対策を同時進行で行う
- イレギュラー発生時の対応を考えておく
- 個人情報の扱いがしっかりしている外注業者を選ぶ
人事業務をアウトソーシングした場合、その業務のノウハウが自社に蓄積しにくいデメリットがあります。ノウハウを継承・蓄積したいのであれば、その業務の研修を行ったり、マニュアルを作成したりといった対策が必要です。
またアウトソーシングの場合、イレギュラーが発生したときの手間や工数が余計にかかってしまう、ということもあります。経験が豊富でイレギュラーに強い業者へ依頼したり、イレギュラー時の対応を共有したりといった対策を行いましょう。
人事業務では個人情報を扱うことも多いため、個人情報を安心して預けられる業者(Pマーク取得企業など)を選定するのも重要です。
人事業務でうまくアウトソーシングができれば、コア業務へ集中しやすくなり、業務効率化が叶います。人員不足や業務量の超過などにお悩みの企業は、ぜひアウトソーシングサービスの活用も検討してみてください。
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