2021.12.17
その他
企業で時差出勤を導入するメリットとは?
昨今では通勤時の混雑を避けるため、時差出勤を導入する企業が多く見られます。すでに導入済みの企業がある一方で、「これから時差出勤を導入したい」と検討中の企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、時差出勤を導入するメリット、導入の際のポイントや注意点を解説します。
時差出勤を導入するメリットは?
時差出勤とは、社員によって出勤時間をずらすことを指します。「フレックスタイム制」とよく比較されますが、時差出勤は出勤の時間が前後するだけで1日あたりの勤務時間が変わらないのに対し、フレックスタイム制は出勤時間・勤務時間を自分で増減できるというのが大きな違いです。
時差出勤を導入すると、次のようなメリットが得られます。
1.社員のストレスを軽減、ライフワークバランスの向上につながる
出勤時間が一定の場合、社員は朝の通勤ラッシュに巻き込まれて大きなストレスとなります。しかし時差通勤を導入すれば、通勤のピークタイムを避けて快適に通勤ができ、ストレスの軽減につながります。
社員にとっては家事や子どもの送り迎え・介護などがしやすくなるメリットもあり、ワークライフバランスの向上も望めるでしょう。
2.社員のエンゲージメント向上
ワークライフバランスの向上により、社員の企業に対する信頼感がアップする効果もあります。企業へのエンゲージメントがアップすれば、生産性が向上するなどの良い効果が生まれる可能性も期待できるでしょう。
3.残業時間の削減につながる
時差出勤によっていつもより早い時間に出勤ができるようになれば、必要な業務を逆算して進められるようになります。その結果、効率的に業務を終わらせることができ、残業時間の削減にもつながるのです。社員自身の負担が減るのはもちろん、企業にとっても時間外労働の人件費を削減できるため、大きなメリットとなります。
時差出勤導入の際のポイント&注意点
時差出勤をうまく活用するには、次のポイント・注意点を押さえておきましょう。
社員同士でコミュニケーションが取りやすい工夫を
時差出勤を導入すると、社員の勤務時間に「ズレ」が生じます。その結果「連携が取りにくい」「相談したくても上司が先に帰ってしまった」といった支障が生まれることも。時差出勤制度を導入する際には、情報や進捗が共有しやすいスケジューリングツールやチャットツールなどを活用し、コミュニケーションに齟齬が生まれないよう工夫しましょう。
社内制度の整備&社員への周知
時差出勤を導入する際には、出勤時間のズレに対応できる勤怠システムの導入や運用、申請方法を構築する必要があります。また、時差出勤を適用する範囲(社内全体なのか、部署やチーム単位なのか)も検討すべきでしょう。
そのほかには「時差出勤・退勤がしやすい社内風土」を醸成することも重要です。システムとしてただ時差出勤を導入しても、「早く出勤したから早く退勤したいが、他の社員が仕事をしていて退勤しづらい」という空気が生まれてしまってはあまり意味がありません。
制度を周知・積極奨励するとともに、管理職が率先して時差出勤制度を利用するなどの対策をおこないましょう。
時差出勤を活用し、社員が働きやすい会社にしよう
時差出勤を導入すると、社員は通勤時のストレス緩和が期待でき、ワークライフバランスの向上などのメリットが得られます。企業にとっても社員からのエンゲージメントが向上するなどの恩恵があるでしょう。
ただし、時差出勤を導入するには社内制度の整備、時差出勤を良しとする空気感を作ることが必須です。社員間のコミュニケーション方法も含めて検討してみましょう。
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