2021.11.19
採用
リモートワークを活用して地方人材を採用する際の注意点
リモートワークが普及してきた昨今、都会の企業が地方に住む優秀な人材を「リモート社員」として採用するケースが増えています。実際にリモートワークで地方人材を採用した場合、どのようなメリットが得られるか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここではリモートワークを活用して地方人材を採用するメリットを改めて解説します。加えて、リモートならではの注意点についても知っておきましょう。
リモートワークで地方人材を採用するメリットは?
リモートワークで地方人材を採用するメリットには、以下のようなものがあります。
企業の人材獲得の間口が広がる
リモート勤務が可能になれば、全国のどこにいても働けます。極端な話、海外に住んでいても勤務ができるようになるのです。
社員が自分の住みたい場所で暮らしながら都心の企業で働けるということは、企業にとっても採用の母数を増やせるということもあります。人材獲得のチャンスが増えれば、人手不足の解消にもつながるでしょう。
人材流出を防ぐことができる
近年は社員に就労の意思があっても、子育てや親の介護で地方に帰ることになり、残念ながら勤務継続が難しくなってしまうというケースもあります。
リモート社員として勤務が可能になれば、物理的な距離に関わらず仕事を継続できるようになります。また、子育てや介護では働ける時間が不定形になりがちですが、リモート勤務であれば仕事との両立もしやすくなります。これにより人材の離職・流出などを防ぐことができるのです。
地方人材をリモート社員として採用する際の注意点
地方人材をリモート社員へと転換・採用する際には、以下の点に注意しましょう。
リモートに適用した就業規則の改正、システムの構築
リモート勤務はオフィス勤務と異なり、勤務中の様子や態度などが分かりにくいというデメリットがあります。そのため勤怠管理やセキュリティ、業務管理といった「リモート社員用の就業規則」を整備する必要があります。
リモート社員は他の社員との物理的距離が離れている性質上、コミュニケーションが希薄になりがち。そのためチャットツール、WEB会議ツールによるミーティング等で会話をする機会を増やす工夫も必要です。
評価制度の整備
従来の評価基準をリモート社員にそのまま適用すると、どうしてもうまくいきません。オフィスで働いている社員に不公平感や不満を持たれる可能性もあるからです。リモートワーク導入時は、リモート社員用の評価基準の整備も忘れずに行いましょう。
導入対象業務・範囲の決定
業務によってはリモートワークに向いているものもあれば、不向きなものもあります。リモートワークを導入する際は、その業務がリモート化することでメリットを得られるかを考えた上で検討すると良いでしょう。
試験期間を設け、効果の検証をする
リモートワーク導入の際は、あらかじめ試験期間を設けてデータを集めておくと良いでしょう。一定期間実施したうえで良かった点や改善点、満足度を社員へヒアリングし、改善を図るのです。
地方人材を獲得! リモート社員の採用・導入を検討してみよう
「優れた人材は都心に集まるもの」という考えは今や当てはまらなくなりつつあります。昨今では地方に住んでいる人材も、チャットやオンラインミーティングツールといったITツールを活用すればリモートで働いてもらえる時代になりました。
ただでさえ人手不足が叫ばれる中、地方の人材をピックアップして活躍してもらえる仕組みがあるならば、ぜひ活用したいところです。人材不足にお悩みの企業様は、リモートによる地方人材の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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