2021.06.18
採用
内定者研修を実施する目的や成功させるポイントについて
内定者研修とは、内定した学生に対し入社までの期間中に実施する研修です。内定者研修には講師を招いて勉強会をしたり、グループワークや懇親会で学生同士の仲間意識を深めたりするなど、さまざまな方法があります。
そもそも、内定者研修にはどのような目的があり、どんな作用があるのでしょうか。ここでは内定者研修の目的や、成功のためのポイントを解説します。
内定者研修の目的とは?
内定者研修は「内定者と企業内の人間の顔合わせ」という意味だけでなく、さまざまな目的を含んでいます。
①内定した学生の不安を和らげる
これから社会人として活動するうえで、「職場になじめるだろうか」「この会社でよかったのか」という不安を抱いている内定者は少なくありません。内定者研修で仕事内容について学んだり、同期の学生たちと交流の場を設けたりすれば、こうした不安を和らげることができます。
②内定辞退を防ぐ
内定者が入社するまでの間にアプローチを怠ると、内定辞退につながります。今の学生の年代は企業や組織に対する帰属意識が低い傾向にあるため、他に条件のよい企業があれば内定を蹴ることも珍しくありません。内定者研修できめ細やかなフォローを続けることで企業への愛着が湧き、内定辞退を防ぐことにつながります。
③社会人のマナー・スキル習得
内定者研修には、入社後のスタート時点で必要なビジネスマナー・PCスキルなどを身に着けてもらう意味合いもあります。あらかじめ必要なスキルを身に着けておけば、新人を受け入れる部署や教育担当者の負担減につながります。また、内定者自身の自信やモチベーションにもよい影響を与えるでしょう。
内定者研修のポイントは? おおまかな手順について
内定者研修を実施する際は、「求めるスキルの明確化」「学生の傾向を知り、プログラムを考える」「スケジュール組み」などの手順が必要です。大切なポイントとおおまかな手順を見ていきましょう。
求めるスキルを明確にする
内定者研修をおこなうにあたって重要なのが、学生にどんなスキルを身に着けてもらうかということです。入社後にどのような状態でスタートしてほしいのか、配属予定の部署の現場の声を反映させながら必要なスキルとゴールを決めましょう。
内定者のスキルを把握し、研修プログラムを考える
内定者研修では内定者の特性や志向、スキルに応じてプログラムの内容を考える必要があります。例えばPCスキルを習得させたい場合、内定者のPCスキルが高くなければ、基礎の基礎からスタートしないと身に着きません。
反対に内定者全員が高いPCスキルを持っている場合は、マナー研修など他の内容にボリュームを割きやすくなります。研修前に内定者の特性・スキルを数値化するなどして、研修プログラム設計に活かしましょう。
時期に合わせてスケジュールを組み、実施する
内定者研修は時期によって内容を変えると効果的です。例えば内定が出始めるころの6~9月は、同期との関係性を強化するための研修が推奨されます。この時期は他社も内定出しをするため内定辞退が多く、入社を決定付ける施策を打つ必要があるのです。
10~3月にかけては内定式を経て入社の意思が強くなる時期です。社会人としての自覚を形成するとともに、入社後に必要なスキルの習得・底上げに注力しましょう。
内定者研修で学生の辞退防止&スキルアップを目指そう
内定者研修は内定者のフォローをするとともに、内定辞退の防止や、入社までに必要なスキルを身に着ける重要な役目があります。
また、内定者研修には参加社員の協力も欠かせません。研修内容が決まったら、早めに内定者と参加社員に周知し、スムーズに実施できるよう事を進めていきましょう。
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