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INDUSTRY COLUMN

業界向けコラム

2019.01.07

食品・飲料

アーユルヴェーダの製法で作られた「シンハラージャ ギー」が発売


合同会社MIインターナショナルが、アーユルヴェーダの伝統的な製法をもとにして作ったバターオイル「シンハラージャ ギー」を発売しました。
 
グラスフェッド乳を乳脂分離機にかけ、たんぱく質や水分を取り除き作る製法は、アーユルヴェーダの伝統的な製法に則っているとして、現在注目されています。

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダとは、インドやスリランカに伝わる伝統医療のことです。植物が持つ自然エネルギーにより、人間が持つ自然治癒力を最大限に引き出すことを目的としています。
 
また、美と健康を阻害する原因を内側から排除し、心と体のバランスを整えることも、アーユルヴェーダの目的であるとされています。
 
アーユルヴェーダの根幹にある考え方は「予防医学」です。西洋医学では、病気になってから治療するという流れになりますが、アーユルヴェーダでは「病気にならない体にする」するという考え方になります。そのため、アーユルヴェーダで重要視されるのは、日々の生活の過ごし方や、生き方に対する考え方の変化です。
 
インドやスリランカにおいては、アーユルヴェーダは単なる医療ではなく、日々の生活の一部として根付いています。食事や睡眠、体調管理など、生活のあらゆる場面でアーユルヴェーダが活かされているのです。
 
体だけ健康にするのではなく、心も同時に強くするというのが、アーユルヴェーダとなります。

アーユルヴェーダのオイル

アーユルヴェーダにおける治療では、主に薬草オイルが用いられます。医師が処方した薬草オイルを看護師が塗ることで治療となります。
 
オイルを使った治療にはアロマテラピーがありますが、アーユルヴェーダのオイルとアロマテラピーのオイルは同じものではありません。
 
アロマテラピーのオイルは、それが持つ香りの持つリラックス効果によってストレスの緩和を行います。しかし、アーユルヴェーダの場合は、オイルそのものが体にしみ込み、治療部に対し効果を発揮するとされています。

バターオイル「シンハラージャ ギー」

埼玉県さいたま市にある合同会社MIインターナショナルが、そのアーユルヴェーダの伝統的な製法を用いて作ったバターオイル「シンハラージャ ギー」を開発、発売しました。
 
ギー(バターオイル)とは、アーユルヴェーダで用いられてきた伝統的なオイルのことです。煙点(煙が出始める温度)が高く、焦げ付きにくいので活性酸素が発生しにくくなります。また常温でも保存できるため、バターよりも健康的で保存が簡単です。
 
「シンハラージャ ギー」はスリランカ政府所有の能動で放牧され、牧草のみで飼育された乳牛から採取された牛乳だけを使って作られます。ビタミンA,D,Eが豊富で、粘膜強化やカルシウムバランスの調整、抗酸化作用に効果があるとされています。
 

 
現在アーユルヴェーダは、WHO(世界保健機構)から西洋医学の代替医療手段としての認定を受けたことなどから、世界中から注目されています。
 
ただ単に病気を治す、だけはなく、病気になりにくく、心も体も健やかに生きていくことを目的としたアーユルヴェーダ。商品開発や企画の際に、アーユルヴェーダの考え方についても取り入れてみるといいかもしれませんね。


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