人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

HR COLUMN

人事向けコラム

2024.08.15

採用

従業員のリアリティショックがもたらす影響は? 企業がすべき対策を紹介


入社した従業員に見られる「リアリティショック」は、新卒のみならず中途で入社した多くの従業員においても、起きることが多いようです。
 
そこで今回は、なぜリアリティショックが起きるのか、その要因やデメリット、企業ができる対策についてご紹介していきたいと思います。

新入社員に見られる「リアリティショック」とは?

リアリティショックとは、理想と現実とのギャップによる衝撃を意味します。
新入社員が入社した時に感じるリアリティショックは、入社前に抱いていたイメージと、実際の職場での印象とのギャップによって受ける衝撃で、ギャップが大きいとモチベーションが下がり、離職へと繋がってしまうことも少なくありません。
 
リアリティショックは、いわゆる「5月病」として表れることもあります。リアリティショックによる不安感や喪失感が体調にあらわれ、就職の継続が困難となってしまいます。

リアリティショックが起きる要因

パーソル総合研究所による「就職活動と入社後の実態に関する定量調査」(2019年実施)の結果によると、入社後に何らかのリアリティショックを感じたことがあると回答した社会人は76.6%にも及ぶようです。
 
リアリティショックが起きる要因には、主に次のものがあります。
 
1.業務内容
入社前に、ある程度業務内容について知らされ理解しているつもりでも、実際に行動に移してみるとギャップを感じることはよくあります。思ったより難しかった、思ったより成果を感じられない、など、この先続けられるかについて悩むことが多いのは、業務内容によるギャップでしょう。
 
2.職場雰囲気・同期との繋がり
職場の雰囲気も、ギャップを感じやすい要因となっています。職場の雰囲気は配属される部署や上司・先輩によって大きく左右されます。また、同期として出会う人は学生時代の友人とは異なる雰囲気を持つ人も多いでしょう。関係性についても自分が思い描いた雰囲気と異なるのは決して珍しいことではなく、ショックを受ける人は多いかもしれません。
 
3.人事評価
職場での評価は、学生の頃のテストによる評価とは異なり、成績が優秀だった人が思うように評価されないこともあります。コツコツ真面目に頑張っていても、評価に繋がらないことでショックを受ける人もいるでしょう。

リアリティショックのデメリットと企業ができる対策

リアリティショックは社員のモチベーション低下だけでなく、離職にも繋がります。
そのため、離職率を下げるためにも、リアリティショックができるだけ起きないような取り組みは、企業にとって必要なことです。
 
リアリティショック自体は入社する社員の主観的な感覚ですが、企業が入社前に実際のイメージに近づけられるような情報を提供することで、リアリティショックを減らすことはできます。
 
たとえば、採用時の説明会では期待値を上げ過ぎるようなアピールは控えたり、面接では応募者の業務や職場に対するイメージを聞き出し、ギャップを埋めるような説明を添えたりするのは大切でしょう。
 

 
リアリティショックは、入社した従業員にとっても企業にとっても、決して望ましいことではありません。
リアリティショックによって、入社した従業員がすぐに離職してしまうことのないよう、新入社員の期待値とのギャップを埋めるような取り組みも、重視してみてはいかがでしょうか。

RDサポート人材派遣では人事・採用に関するご相談を承っております

弊社では、創業以来業界に特化してきた実績とノウハウを活かし、人材の派遣サービスに留まらない多角的なサービスで、貴社の様々な課題解決をサポート致します。
 
これまで長きにわたり理系人材と接してきた強みを生かし、人材不足に関するお悩みはもちろん、理系求職者の動向や離職防止等に関するノウハウの提供、派遣法をはじめとした人材関連法規に関する説明会・セミナーの実施など、人事・採用に関するご相談を承っております。
 
人材・採用に関するお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。”



CATEGORY


ARCHIVE


RECOMMEND


人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

TOP