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HR COLUMN

人事向けコラム

2018.12.07

その他

昼寝は仕事の効率を上げる?昼寝の効果について


昼寝が仕事の効率を上げると言われています。実際、最近の研究で、睡眠によって集中力、注意力、判断力、そして仕事のパフォーマンスそのものが向上することが実証されており、昼食後に昼寝の時間を導入している企業も多くなりました。

 

ここでは、仕事の効率を向上させると言われている昼寝が持つ効果についてご紹介します。

日本の企業が「昼寝権」を保障

昼寝が仕事の効率を向上させることに効果的であると言われていることから、日本の寝具メーカー「まくら(株)」が、就業規則に「昼寝権の保障」という項目を追加したと話題になっています。

 

これまで60分だった昼休憩を20分延長した80分とし、最後の20分に昼寝を促すという取り組みで、これにより午後からの社員の作業効率や正確性を向上させるという目的です。

 

しっかりと昼寝ができるよう、「睡眠中は声をかけない」「社員宛ての電話があった際は、いまお昼寝中です、○分後に起床予定です、と案内する」などといったルールを設けています。

昼寝は実際に効果があるの?

昼寝は実際に仕事の効率化に効果があるのでしょうか。

 

近年、昼寝(仮眠)についての研究が急速に進んでおり、アメリカ航空宇宙局(NASA)が、宇宙飛行士の睡眠について行った実験が代表的です。NASAの実験では、昼に26分の仮眠を取った人は認知能力が34%、注意力が54%向上したという結果が出ています。

 

20~30分の仮眠により、脳の疲れがとれることが要因であると言われており、向上するのは認知能力や注意力だけではありません。創造力や記憶力もアップするともされ、実際、グーグル、マイクロソフト、アップルなどの世界の有名企業も仮眠スペースや快眠マシンの導入を行うなどして仮眠を促しているのです。

 

余談ですが、発明王のトーマス・エジソンも、毎日昼寝をしていたと言われています。創造性が必要な仕事をしている方にとっても、昼寝は非常に効果的なものであると言えるでしょう。

ストレスの軽減にもなる

昼寝による効果はまだまだあります。

 

昼寝は脳をクールダウンさせる効果を持っており、朝からフル活動させてストレスにさらされていた脳をいったん休憩させることで、溜まっていたストレスを軽減させることができるのです。

 

ストレスが溜まったまま働き続けることは、集中力や注意力が低下させますし、ささいなことでイライラするなど、精神衛生上よくありません。ケアレスミスが増え、それにイライラし、そのイライラがまたストレスになる、そんな悪循環の中にいては、仕事効率は良くならないでしょう。

 

ほかにも、2007年研究になりますが、ギリシャのアテネ大学が行った実験では、週に3回以上、30分の昼寝をすることで心臓病による死亡リスクが37%低下するという結果が出ています。昼寝をすることで血圧が下がることが要因とされ、ほかにも脳梗塞や糖尿病の防止にもつながることがわかりました。

 

このように、昼寝は精神的にも身体的にも良い効果を持っているものなのです。

昼寝をすることで仕事効率がアップするだけではなく、精神的にも身体的にも良い効果を得られることがわかりました。

 

ただし、あくまで「仮眠」とすることが肝心で、20~30分の昼寝がベストです。それ以上寝てしまうと深い眠りに入ってしまって、逆に仕事効率が下がってしまう可能性があるので注意しましょう。



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