2022.07.15
採用
ヘッドハンティングで人材を獲得するメリットとは?
採用活動などでよく「ヘッドハンティング」という言葉を耳にします。そもそもヘッドハンティングとはどのようなもので、どんなメリットがあるのでしょうか?
ここでは人事として知っておきたい「ヘッドハンティング」の知識やメリット・デメリットをご紹介します。
ヘッドハンティングとは?
ヘッドハンティングは採用手法のひとつで、おもに「他社で活躍中の人材を指名し、かつ自社へ引き入れること」を指します。
ヘッドハンティングと引き抜きの違い
ヘッドハンティングと似た言葉に「引き抜き」があります。どちらも「他社の優秀な人材を自社へ引き入れること」を指しますが、それぞれ異なるニュアンスで使われる場合もあるのです。
- ヘッドハンティング:「役職のある人材」をスカウトする場合によく使われる
- 引き抜き:役職を問わず優秀な人材を引き入れる際に使われる
なお、ヘッドハンティングのうち経営者や幹部などの人材を引き入れることを「エグゼクティブ・ヘッドハンティング」と呼ぶこともあります。
ヘッドハンティングはどのように行われる?
ヘッドハンティングは会社が独自に行うこともあれば、ヘッドハンティング専門の業者が行う場合もあります。
いずれの場合も、以下のような流れでヘッドハンティングが進められます。
- 採用要件に合う候補者の情報収集をする
- 候補対象者へコンタクトを取り、スカウト
- 転職に前向きな候補者の中からさらに選定を行い、面談を実施
- 被候補者が入社の意思を示した場合はオファーを提示
- 勤務条件のすり合わせを行う
- 採用決定、退社手続きを進めてもらうとともに入社のフォローを行う
ヘッドハンティングのメリット・デメリットは?
採用手法としてヘッドハンティングを実施する場合の、メリット・デメリットを見てみましょう。
【ヘッドハンティングのメリット】
- 自社が主体となって採用したい人材を選べる
- 優秀なスキルや能力、実績のある人材をスカウトできる
- 面談や条件のすり合わせを行ったうえで採用するため、入社後ミスマッチが少ない
ヘッドハンティングでは、自社が希望する「高いスキルを持った優秀人材」をピンポイントでスカウトできるメリットがあります。入社が叶えば即戦力として活躍してもらえるため、自社にとって大きな利益を生む可能性が高いでしょう。
スカウト時に勤務条件や業務内容などをていねいにすり合わせしていくため、入社後のミスマッチが少ないのもヘッドハンティングの魅力です。
【ヘッドハンティングのデメリット】
- 希望する人材をスカウトできるかは、ヘッドハンターの人柄や能力に左右される
- 直接ヘッドハンティングをした場合、損害賠償請求などのリスクがある
- 外部のヘッドハンティングサービスを利用した場合手数料がかかる
ヘッドハンティングをしたとしても候補者が転職の意思を固めてくれるとは限りません。
希望する人材を引き入れるには、ヘッドハンターの人柄や手腕が問われることになります。
また会社が直接ヘッドハンティングをした場合、候補者が勤めている会社とトラブルが生じることも。特に会社のトップや役員、幹部などのポストに就いている人物を引き抜く際には、損害賠償請求などの事件になる場合もあります。
こうしたリスクを避けるために、多くの会社では「ヘッドハンティングサービス」を利用しています。第三機関であるヘッドハンティングサービスからのスカウトは、法的なトラブルになる可能性が低いからです。
ただし、ヘッドハンティングサービスの利用には手数料がかかるため、採用コストは高くなります。
どのような場合にヘッドハンティングを検討すべき?
最後に、ヘッドハンティングが向いているケースについてお伝えします。以下に当てはまる会社は、ヘッドハンティングでの人材獲得を検討してみるといいかもしれません。
- 求人サイトや転職サイトに掲載しているが、自社に合った人材の応募が少ない
- 即戦力になる人材を採用したい
- ニッチな職種ゆえ、特定のスキルを持った人材がほしい
ヘッドハンティングは自社に合った即戦力人材をピンポイントで採用できるのが最大のメリットです。また一般的な求人・転職市場で人材の獲得が見込めない場合は、ヘッドハンティングを活用してみましょう。
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