2021.10.01
その他
リモートワークにこそ社員同士の「雑談」が重要となる理由
リモートワークを導入する企業が増加する中、「雑談ロス」が問題視されているのをご存じでしょうか?
顔を合わせやすいオフィスと異なり、リモートワークでは社員同士の交流機会が減りがちです。そのため社員の会話が減り、人間関係の構築にも影響が出るケースが多いのです。
そこで今回は、リモートワークにおける雑談の重要性や、雑談を取り入れるための工夫について解説します。
リモートワークで「雑談」が重要とされている理由は?
リモートワークでは、お互いが黙々と仕事を進め、朝礼や会議などの決まったタイミングで報告をおこなう……という流れが多いものです。
このような環境下では自然と「雑談」の機会も減少します。雑談の減少によって心理的距離が遠くなると、コミュニケーションなどさまざまな面に影響が及ぶことも少なくありません。
雑談にはどのような効果がある?
オフィスで当たり前のようにおこなわれている雑談には、次のような効果があるといわれています。
・人とのつながりを実感でき、孤独感が薄れる
リモートワークの場合は同僚や上司と顔を合わせず業務を進めていくため、どうしても孤独感を覚えやすいものです。雑談を通じて他人の存在を実感できれば、人とのつながりを実感しやすくなり、孤独感によるストレスも軽減されます。
・相手との距離を縮め、信頼関係を築く
仕事をするうえで仲間との信頼関係の構築はとても重要です。雑談を通じて相手の趣味や人となり、思考などを知ることで、心の距離が縮まります。
・緊張がほぐれパフォーマンスが向上する
雑談には緊張やストレスをほぐしてくれる効果もあります。そのため意見交換の場や定例会議などの冒頭で雑談タイムを設けると、それぞれの緊張がほぐれてスムーズに進めていくことができます。また、緊張がほぐれることで本来の実力が発揮でき、パフォーマンスが向上する効果もあるでしょう。
・新たな発想やイノベーションのきっかけになる
ビジネスでは形式的な会話ではなく、リラックスした雰囲気でおこなう雑談の中で柔軟な発想が生まれることがあります。実際に雑談がきっかけで、企業のイノベーションにつながるケースも多いのです。
・業務の効率化
雑談で同僚や上司と気軽にコミュニケーションができると、不明な点や疑問点をすぐに解決しやすいため、業務が効率的に進められます。また、社員同士のコミュニケーションが円滑になることで、生産性・モチベーションの向上にもつながるでしょう。
リモートワーク中に雑談タイムを取り入れるには?
リモートワーク中に雑談タイムを取り入れるにはどうすればよいのでしょうか?
まず考えられるのが、ランチタイムやティータイムの時間を設け、リモートで顔を合わせながら雑談する時間を作る方法です。こうした仕組みさえ作ってしまえば雑談がしやすくなります。
ランチタイムの時間を一定化できない場合は、始業時や午後などに設けるのもよいでしょう。このとき仕事の話に限定せず、みんながリラックスして話せるような「雑談のテーマ」を決めるのもおすすめです。
話題は最近見た映画・ドラマやおすすめの商品紹介など、何でもかまいません。仕事以外の雑談をすることで緊張がほぐれたり、仕事仲間の人となりを知るきっかけになったりして、コミュニケーションが取りやすくなります。
雑談は業務や人間関係にも影響あり! 意識して取り入れよう
雑談は業務効率化の観点からみれば「無駄なもの」と捉えられがちです。しかし雑談には人間関係を構築したり、パフォーマンスを向上させたりといった大きな効果があります。
特にリモートワークでは「人とのつながりが希薄で寂しい」「上司に相談したいことがあるけれど相談しにくい」という社員も少なくありません。そんなとき雑談の時間があれば、精神的負担を大きく減らせるのではないでしょうか。
リモートワークを円滑に進めるためにも、雑談で心理的距離を縮められる工夫を施してみましょう。
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