2021.12.03
その他
今一度チェック! オンライン研修のやり方・準備のポイント
ここ数年で研修をオンライン化する企業も増えましたが、中には「これからオンライン研修を導入したい」と考えている企業・部署も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、オンライン研修の基本的な準備・進め方や、eラーニング・対面研修との使い分けについてご紹介します。
オンライン研修に必要な準備は?
オンライン研修をするにあたって必要なのが、次の4つの準備です。順に確認していきましょう。
1.Web会議システムの選定
Web会議システムとは、オンライン上でビデオ通話をするためのツールです。「Zoom」「Webex」「Microsoft Teams」「Google Meet」などさまざまな種類があり、それぞれ無料版・有料版があります。
無料版の場合は参加人数やグループ分け機能、録画機能などが制限されていたり、時間制限が40分~1時間までと決まっていたりといった制約が設けられていることも。大人数の研修やグループワークを盛り込みたい場合には、有料版の利用も検討してみましょう。
2.インターネット環境、機材、場所の準備
スムーズなオンライン研修のために必須なのがインターネット環境です。光回線やWi-Fiなどにより安定した通信ができる場所を確保しておきましょう。
また、オンライン研修では専用のカメラやマイク(ヘッドセット)、照明などを準備しておくと明るくクリアな映像・音声で研修を進められます。
3.教材の作成
オンライン研修の環境が整ったら、教材を準備します。自社でもともと用意していたものを使ってもよいですが、その場合「対面ありき」の研修になっていないかを確認しておきましょう。
研修内容を1から設計するのであれば、教材作成ツールや学習管理ツールを導入すると研修内容の管理がラクになります。
4.実施日時やツールの通達、リハーサル
オンライン研修の準備が整い、詳細が決定したら参加社員へ開催日時や使用ツールの通達をおこないます。このとき確認しておきたいのが参加者の視聴環境です。
自宅に固定ネット回線が引かれていない場合は、ポケットWi-Fiの貸し出しをおこなうなどの対処が必要です。開催前には必ずリハーサルをおこない、通信状況や映像、音声、進行に問題がないかチェックをしましょう。
オンライン研修を成功させるやり方とは? 進行のポイント
オンライン研修を進める際には、次の3点を意識しましょう。
顔出しで受講してもらう
オンライン研修では顔出しで受講してもらうことをおすすめします。お互いの顔を見ながら話すことで、臨場感が生まれやすくなるからです。
質疑応答を活用し、双方向性のある内容に
オンライン研修を実施する際には、一方的な進行にならぬよう注意すべきです。講師と受講者がお互いにコミュニケーションを取れるよう、質疑応答の時間を設けたり、グループディスカッションをしたりといった内容を盛り込みましょう。
研修後はフォローを怠らない
研修後はアンケートやレポートを提出してもらい、フィードバックをすることをおすすめします。こうしたフォローはオンライン研修をより良くしていくために必要です。
eラーニングや対面研修とオンライン研修をどう使い分ける?
オンライン研修は「双方向でのコミュニケーション」をベースとしています。それに対しeラーニングは、映像コンテンツなどを受講者が好きな時間に、何度でも視聴できる「一方向」な研修です。そのため「あらかじめ基礎的な知識を身につけてもらいたい」というような場合はeラーニングが向いています。
また、オンライン研修は受講者同士で交流の機会を設けたい場合や、作業を通じて学びを得る「ワークショップ」にあまり向いていないといわれています。これらを実施したい場合は、対面研修の実施を検討してみても良いでしょう。
オンライン研修は自宅や仕事場からでも参加できるのが大きなメリットです。企業はこの特性を活かし、社員教育へ有効活用してみましょう。
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