2024.09.12
採用
評価者研修の目的は?必要な理由や実施のポイントを解説
社内研修には、新人研修や中堅社員研修等さまざまな研修が存在しますが、管理職や人事部の担当者など従業員を評価する立場である「評価者」に向けた研修は、必要なのでしょうか。
今回は、評価者研修はどのような目的で行うのか、メリットや実施するポイントについて、解説していきたいと思います。
評価者研修の目的
評価者研修とは、おもに以下の3つの目的で行われる研修です。
1.評価制度について理解を深める
人事評価の仕組みや評価基準、方法など、制度自体への理解を深めることは、正しい評価を行うために必要なことです。
2.正しい評価を行うスキルを身につける
被評価者である部下が納得いく評価を行うことは、部下のモチベーションに大きく影響を与えます。評価者には、主観に偏ることなく部下の努力や成果を公平に正しく評価できるよう、スキルを身に着けることが大切です。
3.評価制度を通して部下の成長につながるフィードバックを行うスキルを身につける
評価制度は、人材戦略の重要な要素でもあり、部下の成長に繋げていくためにも評価者は適切なフィードバックを行うことが求められます。
評価者研修を実施するメリット
・公平な評価
評価者が評価制度に対する知識を深めることで、正しい評価の基準や手法を身に着けることができます。
それにより誤った評価を防ぎ、また評価者全員の認識が統一されることで評価者によるバラつきを防ぐことにもつながります。
・評価の質の向上
研修により評者スキルを磨くことで、評価制度を通した部下の育成につなげていくことが可能になります。評価制度の質が向上することで、評価制度自体の意義が深まり、組織全体の強化にもつなげられるでしょう。
評価者研修の実施ポイント
1.研修目的を明示する
まずはどの研修にも通じることですが、評価の目的を評価者にしっかりと伝えることが大切です。
企業が求める評価者の在り方について明確に伝え、研修の成果に繋げるよう意識しましょう。
2.実際の組織に合った実践的なコンテンツを入れる
評価者が実際に評価を行う際に、そのまま役立つ内容を意識した実践的なコンテンツを入れることはとても大切です。実際の組織に合った事例を盛り込み、ケース別に適切な評価方法を身に着けられるよう、コンテンツには工夫が必要です。
・定期的にフィードバック・振り返りを行う
評価者研修の実施によってどのような変化があったのかについて、フィードバックや振り返りを忘れないようにしましょう。必要に応じてフォローや修正を実施していくことも大切です。
人事評価は、従業員の待遇に大きく関わる重要なものです。
評価者研修を取り入れて、正しく質の高い評価を行えるようにしましょう。
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