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HR COLUMN

人事向けコラム

2023.10.13

その他

属人化を招く「暗黙知」とは? 形式知との違いや形式知化のヒント


ベテラン社員のなかには、個人の経験や感覚に基づいて得た知識により、大きな成果を上げている人も少なくありません。
 
いわば「暗黙知」と呼ばれる知識は、貴重な存在ながらも業務の属人化を招くケースが多く、企業にとっては決して好ましいものではありません。
 
この記事では、暗黙知とはどのようなものなのか、その概要や問題点、そして対比の位置づけにあたる「形式知」について、解説していきたいと思います。

業務の属人化を招く暗黙知とは?

暗黙知とは、個人の経験や直感などの感覚に基づく知識を指します。
 
簡単に言葉で言い表すことができず無理に言語化しても正しく伝わらないと考えられ、往々にして他人に教えることをしないまま個人的な知識として保有するものです。
 
暗黙知によって職務を特定の人のみがこなしていると、業務の属人化を招いてしまいます。

暗黙知の問題点

「暗黙知」の問題点は、せっかく経験を経て得た知識でありながら、言語化できない知識としてチームや部下への共有や継承が困難であることです。
 
属人化した業務を担っていた社員が不在となってしまうことで、業務が途端に回らなくなり、チーム全体の業務に支障が出てしまいリスクがあります。
 
また、暗黙知が社内で蔓延ってしまうことで、従業員全体のスキルの底上げも難しくなるという問題点も存在します。

業務を形式知化するメリット

暗黙知と対極に位置する「形式知」は、明示的知識とも呼ばれ、文章や数、図などによって表した知識を指します。形式知は、知識や経験、スキルをマニュアル化するなどして、他者に共有しやすい状態となっています。
 
企業に欠かせないスキルや知識は、一個人の従業員の中に留めることなく、できるだけ多くの従業員に知ってもらいたいものです。
 
暗黙知を意識的に形式知に変換することで、個人が業務上の経験によって得た知識についてもマニュアル化され、それによってチームや部下が共有可能となり、スキルの底上げや業務の効率化につながります。
 
また、取り扱う商品の品質を保つことができ、企業運営の継続性も保つことができるようになるでしょう。
 

 
暗黙知について、その概要や問題点、そして対比の位置づけにあたる「形式知」について紹介いたしました。
 
チーム内で共有が難しい「暗黙知」は、属人化の要因となり企業にとってのリスクに繋がります。近年の人材不足や働き方の多様化に対応していくためにも、暗黙知を形式知へと変えていくことが、企業の存続にとっても重要だと言えるでしょう。

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