2022.02.04
派遣
なぜすぐ辞めてしまう? 派遣社員の定着率を高める方法とは
派遣社員をうまく活用し定着化している企業も多い一方で、派遣社員に契約更新を拒否されたり、契約期間の途中であっても辞められたりしてしまう企業もあります。もちろん、派遣社員自身の都合による退職も多いのですが、場合によっては派遣先となる企業がその原因を作ってしまっているケースも。
ここでは派遣社員がすぐ辞めてしまう理由や、派遣社員の定着率を高める方法を解説します。
派遣社員がすぐ辞めてしまう! その理由は?
派遣社員の定着率アップを目指すには、まず派遣社員が「辞めたい」と感じる主な理由を知っておきましょう。
【待遇や仕事内容に不満がある】
派遣社員は正社員に比べると昇給のチャンスが少なく、かつ正社員のようにボーナスが支給されないケースがほとんど。そのため年収ベースで見るとその差は顕著です。事実、派遣社員として働いている方の中には「正社員並みに働いているのに収入が少ない」と嘆く声も。
また中には「仕事がなさすぎて辛く感じる」「事前に説明された仕事内容と実際の業務内容が全然違う」など、仕事内容に不満を持って辞めてしまう派遣社員も多いです。これらは企業側の努力不足・指示能力不足が原因であるため、改善が可能です。
【人間関係の悩み】
待遇や仕事内容に次いで多いのが、人間関係の悩みです。直属の上司や正社員、同僚とそりが合わなかったり、場になじめず孤独感を覚えたりすると長続きしにくい傾向にあります。
【スキル不足で業務についていけない】
派遣社員が辞めてしまう理由の一つに、「未経験可と聞いていたのに求められるスキルが高すぎる」というものがあります。スキル不足により申し訳なさやみじめさを感じ、働き続けられないと判断するのです。
派遣社員の定着率を高めるにはどうすればいい?
派遣社員がすぐに辞めてしまう理由はさまざまです。しかし、「毎回派遣社員がすぐに辞めてしまう」という企業には、多かれ少なかれ改善点があるはずです。ここでは、派遣社員の定着率を上げるためのヒントをお教えします。
【昇給などで待遇を見直す】
待遇面で不満を持っている人の場合、仕事内容に見合った報酬を得られれば、不満が解消されて定着率が向上します。企業側は派遣会社と相談しながら、昇給・賃金の引上げを検討してみると良いでしょう。
【教育担当者の固定、周囲の声掛け】
派遣社員を採用する際は、固定で教育担当者を付けることも大切です。こうすることで「誰に何を聞けばいいかわからない」という事態を防げます。また派遣社員の定着率を上げるには、上司や同僚が積極的に声をかけ、疎外感を感じさせないことも重要。特に最初のうちは、人間関係の構築に注力することをおすすめします。
【業務内容やルールを明確に示す】
派遣社員にとって「指示不足で何の仕事をすればいいかわからない」「社内ルールの規定がない」というのは大きなストレスとなります。派遣社員のモチベーションを下げないためにも、依頼する仕事内容はシンプルに。また、社内ルールやマニュアルの整備・可視化なども徹底するとよいでしょう。
【募集要件を再検討し、明確な条件付けをする】
「スキル不足でつらい」「業務量が足りない」などの不満を防ぐには、経験者のみの募集にしぼったり、募集時の要件を細かく定義したりすることが大切です。こうすることで契約前後のギャップが生じにくくなり、定着率アップが期待できます。未経験者可の条件で募集する場合は、スキルアップ研修の時間を多めに設けるなどの対策も行うと良いかもしれません。
定着率アップを目指して! 派遣社員と良い関係を築こう
派遣社員がすぐに辞めてしまうと、人選びや研修、教え直しなどの新たな時間的・経済的コストが生じてしまいます。それが何度も続くと非効率的ですし、業務の生産性低下、職場の雰囲気が悪くなるなどのデメリットもあるでしょう。
ご紹介した対策方法を参考に、派遣社員が居心地よくいられる職場づくりを目指してみましょう
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