人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

INTERVIEW

企業インタビュー

イングレディオン・ジャパン株式会社様

世界各国より輸入した様々なでん粉製品を食品及び工業用に広く販売。母体であるイングレディオンは、でん粉、糖化製品、その他天然素材の世界的サプライヤーとして知られ、世界中に1万人超の従業員を擁し、120以上の国に製品とサービスを提供している。


派遣先企業と派遣スタッフ。立場の異なる両者に相互理解の橋を架けることが、派遣会社の介在価値

直接的な雇用関係にあるわけではない派遣先の企業と派遣スタッフ。その特有の関係上、雇用主と雇用者にはないセンシティブな側面をはらんでいる。そんな中で、人事サイドは派遣スタッフとどのようにコミュニケーションをとっていけばいいのか。
 
そのヒントを探るべく、今回話を聞いたのが、世界的でん粉製品のメーカー・イングレディオンの日本法人であるイングレディオン・ジャパン株式会社。現在、RDサポートからは2名の派遣スタッフが就業しているが、非常に良好なリレーションを築いているという。
 
その秘訣はどこにあるのか。人事部長の宮崎律子さんとオフィサーの辺田尚子さんに話を聞いた。

 
 
 
人事部長 宮崎様
 
 
 

 
 
 
人事部 辺田様
 
 

決め手は専門性。稀少人材もしっかりマッチングさせる提案力がRDサポートの強み

パン、ケーキ、マフィン、ドーナツなどのベーカリー製品の食感改良に欠かせない加工でん粉。イングレディオンは、加工でん粉製品のリーディングカンパニーとして、世界29カ国に40余りの拠点を展開している。
 
その日本法人であるイングレディオン・ジャパンは、従業員35名と組織はスモールながら、高品質かつ高機能な製品が国内大手食品メーカーから高い評価を獲得。私たちが口にする数多の食品にも、同社の技術力が光っている。
 
本社オフィスに併設するアイデア・ラボでは、現在2名の派遣スタッフが就業。アプリケーションの試作や分析業務に従事している。
 
「これは社員採用のときにも強く感じることなのですが、食品業界は他業界に比べてもコンサバで、人材の流動性が低い業界。求める経験・スキルを有した人材というのはなかなか市場には出てこなくて、採用が難しいんです」(宮崎部長)
 
その難しさは、派遣スタッフの募集でも同様だ。
 
「直近でも、主にベーカリー製品の試作を担当していたスタッフが産休に入りまして。その補充として新しく派遣スタッフの方をお迎えすることになったんですけど、なかなかベーカリーを実務でやっていましたという方がいなくて。いろんな派遣会社の担当さんからも『難しいですよ』というお話をいただいていたんです」(辺田)
 

こうしたターゲットが少ない領域での人員補強に必要なのは、ポイントはおさえながらいかに対象範囲を広げられるかだ。その提案力に、派遣会社の介在価値がある。
 
「そこでRDサポートさんからご紹介いただいたのが、『実務で焼き物の経験はないけれど、専門学校でベーカリーを習ったことはある』という方でした。ハウトゥーを知っている分、ゼロからよりも立ち上がりは断然早い。実際、今まさに就業していただいているのですが、すごく勉強熱心な方で、いろいろトライ&エラーを繰り返しながら、スキルを伸ばしている。おかげで、とても頼りにさせてもらっています」(辺田)
 
同社とRDサポートは15年以上の取引がある。数ある派遣会社の中で、同社がRDサポートを選ぶ理由はどこにあるのだろうか。
 
「いちばんは専門性。もちろん常に2〜3社ほどお声かけさせていただいていますが、食品業界でテック系の人材という点ではRDサポートさんは業界でも老舗。ご紹介いただける方の数・質ともに確かなものがあると信頼しています」(宮崎部長)

正社員/派遣スタッフで区別をしない。垣根のない風土が、快適な職場環境を生む

同社の特筆すべき点は、スタッフの定着率。派遣サービスを利用していると、双方のマッチングが十分にできず、短期間で契約終了となるケースも少なくない。だが、2名のスタッフのうち1名はすでに2年以上同社に就業しており、半年前に就業開始したもう1名のスタッフとの関係性も良好だという。
 
「弊社の場合、エンプロイセッション(社員懇親会)やランジョン(昼食会)といった楽しい場には、派遣スタッフの方にも参加してもらうようにしています。去年の忘年会でも、最初の乾杯は派遣スタッフの方がやってくれたんですよ(笑)」(宮崎部長)
 
「誰が担当するかくじ引きで決めることにして。そしたら、派遣スタッフの女性が当たりを引いちゃったんです(笑)。彼女も臆せずみんなの前で挨拶してくれて。周りからも『よっ!』と掛け声があがっていましたね」(辺田)
 
「むしろ彼女で良かったという感じですよね。その後のじゃんけんゲームで優勝したのも派遣スタッフの方でした。弊社では、それぐらい正社員/派遣スタッフという線引きがないんです」(宮崎部長)
 

雇用形態で垣根はつくらない。社歴が浅い正社員から見ると、誰が正社員で誰が派遣スタッフかわからないこともあるそうだ。こうしたフラットでオープンな風土が、派遣スタッフにとって居心地のいい環境の一因となっている。
 
だが一方で、その垣根のなさが時に小さな波紋を生むこともある。
 
「ラボ内の会議に派遣スタッフの方も出ていただいているのですが、その際、議事録をお願いしたんです。そのときに、社員ではない自分の立場でそこまで立ち入っていいんだろうかと戸惑われたことがありました」(宮崎部長)
 
「そうしたときにサポートしてくれるのがRDサポートさんの頼りになるところのひとつです。営業さんに相談したら、間に入ってお互いの考えをヒアリングしてくださって。おかげで大きな齟齬が生まれる前に解決することができました」(辺田)

派遣スタッフと円滑なコミュニケーションをとるためにも、派遣会社のサポートは不可欠

派遣スタッフにとって、派遣先企業は直接的な雇用主にあたらない。その分、ストレートに言いづらいこともあるのが実情だ。だからこそ、雇用関係を結んでいる派遣会社がきちんと派遣スタッフの声に耳を傾け、小さな疑問や違和感が大きなトラブルになる前に解消することが重要となる。
 
「どの企業でもあり得るお話だと思いますが、時には派遣スタッフとしていらしてくださった方と、就業先の社員の相性が合わないことも。こうした人間性の合う合わないは、致し方のない部分。そこで双方の言い分や思いをすりあわせた上で、どう解決を図るかが私たち人事の仕事でもあるのですが、RDサポートさんは専門家の立場から非常に細かいアドバイスをくださるので、心強い相談相手になっていただいています」(宮崎部長)
 
「もちろん私たちの方でも派遣スタッフの方をランチに誘ったり、様子を見ながらコミュニケーションはとりますし、何でも言ってねと声かけはしますが、やはり私たちに言えないこともあると思うんです。そういう点でも、RDサポートの担当の方はこまめにオフィスに顔を出してくれますし、フォローをしてくれるので、安心してお任せできますね」(辺田さん)

 
派遣会社と派遣先企業がしっかりタッグを組んで、派遣スタッフをバックアップする。この連携が、同社の派遣スタッフとの良好なリレーションのポイントと言えそうだ。
 
「あとは、長年お付き合いがあるおかげで、弊社がどんな会社なのか、営業の方がよく理解してくださっていることも大きいと思います。先ほども申し上げたように、正社員と派遣スタッフで区別/差別をしないのが弊社の特徴。単にスキル面のマッチングだけでなく、そうした風土にマッチする方をご紹介いただけているからこそ、みなさん職場に馴染んでいらっしゃるのだと思います」(宮崎部長)

Writer’s Eye

同社の話を聞いていて感じたのは、派遣スタッフの定着と活躍において、どれだけ派遣会社が重要であるかということだ。入り口でのマッチングはもちろんのこと、重要なのは就業開始後のフォロー体制。派遣スタッフ/派遣先会社の一方に偏ることなく、いかにフラットな視点で両者の間に相互理解という橋を架けられるかで、派遣スタッフの納得感や信頼度に大きな差が生まれる。
 
派遣会社の役割は、橋渡し。派遣スタッフにとっても、派遣先企業にとっても、ストレスフリーなコミュニケーションを生むことが、派遣会社の介在価値だ。
 
取材・文 横川良明
 

研究開発職の派遣ならRDサポート人材派遣にお任せ下さい

弊社では、創業より食品・飲料業界、医薬品・バイオ業界、化粧品・香粧品業界に特化した研究開発職の派遣サービスを行って参りました。
 
これまで長きにわたり理系人材と接してきた強みを生かし、人材不足に関するお悩みはもちろん、理系求職者の動向や離職防止等に関するノウハウの提供、派遣法をはじめとした人材関連法規に関する勉強会・セミナーの実施など、人事・採用に関するご相談を承っております。
 
人材・採用に関するお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。


人材に関する問い合わせ、ご相談はRDサポート人材派遣

TOP